さらに、その他のハイテク株も買い戻しが目立ち、富士通(6702)が+5%高へ急騰し、日立製作所(6501)やTDK(6762)も大幅上昇となっています。

その他では、今後定着すると見られる在宅リモートワークに絡み、自宅における仕事用デスクなど家具買い替え需要の拡大期待から、“♪お、ねだん以上。ニトリ”でお馴染みのニトリホールディングス(9843)が約2年ぶりに上場来高値を更新したのが目を引きました。

一方、株価上昇が続いてきた医薬品株が総じて利益確定売りに押され、第一三共(4568)が一時▲7%超安の急落となり、大塚ホールディングス(4578)や塩野義製薬(4507)も大幅安となりました。

また、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など銀行株も冴えない値動きとなり、ファミリーマート(8028)やローソン(2651)のコンビニ株も下落しています。

その他では、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの臨時休園がまさかの継続となったオリエンタルランド(4661)が大きく値を下げる場面がありましたが、終値は小幅安に留まったのが注目されたようです。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が急騰して連日の年初来高値更新となり、公開価格を大きく上回って引けました。

葛西 裕一