暑くなってきたのでそろそろ気になるのがサンダル。とはいえ、だらしない印象に見えてしまいがちなので「実は苦手なアイテム」という大人の読者の方もいるはず。

サンダルならではの手軽さや開放感を享受しつつ、あくまで上品に履きこなすなら注目したいのはレザー素材のサンダルです。今回は大人の諸兄にぴったりのレザーサンダルを5足ピックアップしてみました。

1.〈スティーブモノ〉のグルカサンダル

レザーシューズのかっちり感とサンダルの開放感を両立する一足としては、〈スティーブモノ〉がおすすめ。近年、洒落者を中心に着用者が増えているグルカサンダルと呼ばれるタイプです。

アッパーに表革を使うと、ちょっとかっちりし過ぎる印象もあるアイテムですが、こちらはややカジュアルなスエード(裏革)を採用しているところが技あり。ラフにデニムやショーツに合わせるだけでもかっこいいです。

2.〈アイランドスリッパ〉のスエードサンダル

ハワイのローカルが愛用するサンダルとして、日本でも人気が高いのが〈アイランドスリッパ〉。特にビーチサンダルが有名ですが、大の大人が上品に履くのであれば違う形を探したいところ。

ストラップがクロスしたデザインなら、カジュアルながらどこか大人っぽい印象です。水に濡れても風合いが変わりにくい「ウルトラスエード」を採用しているので、お手入れが簡単なのも◎

3.〈ユッタニューマン〉のエルメス

レザーサンダルを語る上で避けて通れないブランドといえば〈ユッタニューマン〉。まずは、いい革靴が一足買えてしまうその値段に驚いてしまいますが、とにかく愛用者の評判が高いのも事実。もしかしたら理想のレザーサンダルへの最短ルートなのかもしれません。

ちなみに、よく混同される同ブランドの「アリス」とはストラップの幅が微妙に違うのでご注意を。「この夏こそ」と意気込む方は、メッセージ機能を使って提案スタッフにいろいろ聞いてみては?

4.〈ホーボー〉のカウレザーサンダル

変化球気味の一足としては、ドイツの某老舗サンダルメーカーの定番モデルをモチーフにしたであろう〈ホーボー〉を選ぶのもおもしろい。目を惹くのは、ブラックのヌバックレザーのアッパーに配されたレッドカラーのプルタブ。

実はこれ、磁力で固定されており、引き手を引くだけで簡単に着脱ができる便利なギミック。シックにレザー素材でまとめるだけでなく、遊び心も効いています。ちょっと他と差をつけたいという方はぜひ。

5.〈アルフレッドバニスター〉のグルカスリッポン

最後はメキシコの伝統的な履物であるハラチの製法を取り入れた〈アルフレッドバニスター〉の一足です。厳密にはサンダルではなくスリッポンの一種なのですが、通気性があり見た目も涼しげ。暑い時期でもサンダル感覚で使える一足です。

軽量な別注ソールにアレンジしているので、履き心地も軽やか。あくまで「サンダルは履かない」主義を貫く方にもおすすめですよ。

あとがき

実は、意外とデザインのバリエーションが幅広いレザーサンダル。きっとお好みの一足が見つかるはず。暑さが本格化する前にチェックしてみてくださいね。

FACY