その他では、高年収で知られるFA関連大手のキーエンス(6861)が+3%弱高の大幅上昇となり、上場来高値を更新。そして、何と、終値で算出された時価総額(約9兆9,000億円)でNTTドコモ(9437)を抜き、東証で第2位に躍進しました。

なお、第1位は不動のトヨタ自動車(7203)で約21兆円弱です。

一方、新型コロナウイルス感染症向け治療薬の筆頭候補だった「アビガン」の有効性に懸念が示された報道を受け、その関連銘柄が一斉に売られました。

開発元の富士フイルムホールディングス(4901)が一時▲5%安に迫る急落となり、原料生産のデンカ(4061)は一時▲6%安に迫る急落、カネカ(4118)も▲3%安に迫る大幅下落で引けています。

その他では、前日に決算発表を行ったシャープ(6753)が一時▲6%安に迫る急落となり、金融子会社のTOBを正式発表したソニー(6758)も一時▲4%安に迫る大幅下落となったのが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、弁護士ドットコム(6027)が年初来高値を更新し、メルカリ(4385)も急騰しました。一方、アンジェス(4563)は続落となっています。

葛西 裕一