学校が積極的に行ってくれる環境
学校に行けなくなって約2カ月。私立・公立の差や、地方自治体の差により、学習環境にかなりの差が出ているようです。
私立の学校などは、各家庭設備が整えられることを前提に小学生からオンライン授業を毎日実施しているところも。算数や国語といった主要科目だけでなく、音楽や体育といったものに関しても工夫を凝らしながらできることを行っているようです。
「課題という形だとどうしても手を休めたり、前のものを復習する形になってしまうと思います。でも、オンラインだと通常のような授業が受けられるので一年間を通して詰め込んだり省いたりすることなく授業を受けられるのがメリットだと思います。子供たちも普段触れ合う先生が画面越しに授業を行うのが面白いらしく、案外真面目に聞いています。登校できないのはかわいそうだと思いますが、学校指定の同じアプリを入れているので、授業以外の時間にそれを使用して雑談したりしているみたいです。限られた環境ながらも学校がリードする形で学習機会を用意してくれるので親としては安心感があります」
また、令和2年4月30日、近畿大学は「新型コロナウイルス感染症拡大に対する本学園の学生支援策ならびに取り組みについて」発表。大学から幼稚園まですべての学生・生徒・児童・園児に対し、オンライン授業等の学修環境整備を含めた自宅学修支援金として一律5万円を支援することが決まりました。このように、各校工夫を凝らしながら子供たちが学ぶ機会を失わないよう工夫する動きが始まっているようです。