夫の愚痴を友人に話すと「どうしてそんな人を選んだの?」などと聞かれたりするものです。そういった際に「交際当時はわからなかった…」と思う人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際に振り返ってみると実はその当時から前兆があったなんてことも。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により家族で過ごす時間が増えた今、気づいてしまった夫の本性。実は前々から気配はあったのかもしれません。

「人は人」な夫

Kさんのご主人は普段から外出が好きで、週末はいつもどこか遠出をしたがるタイプでした。いろいろなところへ連れて行ってくれる夫をKさんはとても魅力的に感じていたといいます。

しかし、この非常事態宣言下においてもご主人はいまだ毎週のように出かけようとするため、Kさんは外出を止めるのに必死。そのたびにご主人と言い争いになるそうです。

「夫は山や川に行くんだから問題ないの一点張りです。しかも子供たちを連れて行こうとするので、今がどんな状況なのか理解してほしいと何度も繰り返しました。夫は普段からテレビなどもあまり見ない人。そのため『相変わらずお前はテレビの影響を受けやすい。高速で行くから大丈夫だよ』なんて言って折れません。『みんな我慢してるんだから頑張ろう』といっても『俺は俺の判断をする。人に合わせる人間じゃない』なんて、自分に酔っているとしか思えません」

結婚前は独自の視点を持ち行動する夫が頼もしく見えたKさん。まさかそんな夫の長所に今回頭を悩ませることになるとは思ってもみなかったようです。