在宅勤務の期間も長くなってきましたが、未だにスタンスが定めづらいのが勤務時の格好。まあ部屋着のままでも問題はないのでしょうが、ビデオ会議時にはちょっと気が引けるし、仕事モードにも切り替えづらい。

アイテムで言えば、部屋着のイメージが強いスウェットより、もう少し緊張感があるくらいが理想的。堅苦しさがないのに、上品な印象があるニットはまさにおあつらえ向きです。もちろん、今の時期なら素材はコットンで選びたい。今回はプルオーバーとカーディガンの両方から4着をお届けします。

“イタリア製でこの値段”はズルい

まず前半2品はクルーネックのタイプをご紹介。手頃な値段の一着として、鉄板なのは〈ジチピ〉のコットンニット。生地から縫製までイタリア国内で手がける老舗カットソーメーカーです。

「イタリアの伊達男はゆりかごから墓場まで〈ジチピ〉とともに人生を歩む」なんて洒落たフレーズも存在するほど本国では愛される存在。この値段なら、色違いで揃えてローテーションさせたい。

ニットに“しっかり感”を求めるなら

メイドインイタリアにはそそられるけど、日本製だってチェックししておきたい。「ニットは取り扱いに気を使うイメージがあるので苦手」という方は、しっかりと編み込まれた生地感が特徴の「ミラノリブ」のニットがおすすめです。

実は、素材はコットンではなく、ポリエステルメインなのですが、言われなければわからないほど自然な表情。ネイビーはあいにく品切れですが、グレー、カーキの他2色がこれまたいい感じなのです。

「カーディガン=Vネック」だけじゃない

後半2品はカーディガン編。Tシャツの上からサッと羽織るだけでも様になるので、便利なアイテム。

カーディガンといえば首元はVネックが一般的ですが、インナーにカットソーを合わせた際に特に相性がいいのはクルーネックのタイプです。今なら、画像のようにインナーも同色で揃えるワントーンでのコーディネートが洒落てます。


“ボタンがない”ってなんか新鮮

この春FACYでもよく見かけるのは、ボタンレスのカーディガン。ボタンがない分、デザインの情報量が少ないので、よりミニマルにキマるのが特徴です。

こちらは、ストンと落ちるエレガントなシルエットが技アリな〈フィルマム〉による一着。ゆるい空気感の中に、どこかモードなニュアンスを忍ばせるのが得意なブランドです。モノトーンでさっぱりとまとめて着こなしたいところ。

あとがき

気分を切り替えるという意味でも、まずは部屋着からしっかり着替えるのが大事。上品に見えて、着心地もいいのがコットンニットのメリットです。「そういえば、持っていないな…」という方はこの機会にぜひどうぞ。

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FACY