国民年金の納付状況
上述の厚生労働省の資料によると、2018年度の第1号被保険者(任意加入含む)は1471万人です。そのうち、全額免除・猶予者は574万人(39%)、未納者は138万人(9.4%)となっています。以下、全額免除・猶予者の内訳です。
全額免除・猶予者(574万人)
法定免除者:135万人
申請全額免除者:205万人
学生納付特例者:179万人
納付猶予者:55万人
もっとも多いのは「申請全額免除者」です。経済的な理由などで全額免除になっている人が200万人以上いるのが現状です。
また、第3号被保険者は847万人となっています。ちなみに、厚生年金被保険者(国民年金第2号被保険者等)は4428万人です。
さらに年齢階級別の国民年金納付率もみていきましょう。(2018年度の納付率は68.12%)
20~24歳:63.99%
25~29歳:56.32%
30~34歳:60.90%
35~39歳:64.91%
40~44歳:68.67%
45~49歳:68.25%
50~54歳:69.70%
55~59歳:77.48%
となっています。年齢が上がるにつれ、納付率も上昇傾向にあるようです。