2018年の国民年金保険料の納付状況は?

厚生労働省の「平成30年度の国民年金の加入・保険料納付状況」によると、2018年度中に納付された現年度分保険料の納付率は68.1%となっています。2017年度の66.3%から1.8ポイント上昇しています。また2016年度の最終納付率も同時に公表されており、これは74.6%となっています。

しかしこの納付率(%)の計算は

納付率(%)=(納付月数/納付対象月数)×100

となっています。この「納付対象月数」とは、「当該年度分の保険料として納付すべき月数」となっていますが、「法定免除月数、申請全額免除月数、学生納付特例月数及び納付猶予月数を含まない」ようです。これを含んだ実際の納付率は約41%となっています。

免除・猶予者が増えれば分母が小さくなるので、納付率が上がったような錯覚に陥りますが、実際の納付率は40%ほど。こちらの数値をみると少なく感じますね。