まとめにかえて

資産運用には、運用コストや元本割れのリスクが伴います。焦ってお金を増やそうとすると、空回りに終わってしまうかもしれません。

また、元手が少ない状態で運用した結果、「あんなに苦労したのに利益はこれだけか…」とモチベーションが低下してしまう可能性もありますよね。

そこで、「運用するのは貯蓄の一部だけにする」「いくら貯まったら運用に回す」など、ご自身の状況に合わせたルールを決めておく、というのも大切ではないかと思います。

「資産形成=資産運用」と捉えるのではなく、「貯蓄」にも取り組みながらお金を育てていきましょう。

貯蓄によってある程度資産を形成できている状態であれば、リスクヘッジをとりながら効率的な資産運用が期待できるかもしれませんね。

「お金育て」をがんばるみなさんのご参考になればと思います。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考URL】
iDeCoってなに?」 iDeCo公式サイト
つみたてNISA」 金融庁

LIMO編集部