ひとりで生きていくためには生活費としていくら必要なのか、住まいはどうするか、老後に必要な費用はどのくらいか。おひとりさまを決めた人は、これらを冷静に計算して逆算し、今所有している資産を運用して増やしていこうと積極的に動きます。

海外旅行に出かけたり、欲しいものを自由に買って満喫していたりしているように周りからは見えるかもしれませんが、おひとりさまを覚悟した人は実際それほど自由ではないということです。また、家庭をもつことの楽しさや、子どもがいることの喜びを味わえなかったと寂しさを抱き続けている人も少なくはありません。

自分の寂しさを埋めるためや、老後の安心感を得るためにパートナーを探したり、子どもを産んだりするというわけではありませんが、やはり家族がいることは精神的な安定を得られます。ですから、生涯おひとりさまでいると決めてそれを貫き通してセカンドライフを生きていくためには、大変な覚悟と準備が必要になるといえるでしょう。

おひとりさまの本音とは?

近年おひとりさまが増加している影響から、メディアはおひとりさまを良い立場として扱うようになっています。「おひとりさま焼肉」も多数店舗を出店していますし、「ひとり旅」についての本や雑誌も多く出版されるようになりました。