年代や性別でも違う「幸せの感じ方」

先に見た内閣府の『満足度・生活の質に関する調査 第1次報告書』によると、総合主観満足度は年代や性別でも変わってくるようです。

女性の平均年収はすべての年代で男性よりも低いにもかかわらず、女性のほうが男性よりも総合主観満足度が高くなっています。

また、年代別にみると、働き盛りの45~59歳で総合主観満足度が最も低く、60歳以降で最も高くなりました。

総合主観満足度に大きな影響を与える項目としては、「健康状態」や「趣味や生きがいの有無」、「頼れる人がいるかどうか」といったものが挙げられます。お金では買えないものが、人の幸せを左右するともいえそうです。

お金ばかりに意識を向けていると、本当に大切なものを見失ってしまうかもしれません。「自分の幸せを決めるものは何なのか」について、一度じっくり考えてみたいものですね。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧日本郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考URL】

平成30年分民間給与実態統計調査』国税庁
平成30年 国民生活基礎調査の概況』厚生労働省
満足度・生活の質に関する調査 第1次報告』内閣府
家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)』総務省統計局

LIMO編集部