60代(単身世帯)の年金に対する考え方が以下の通りです。

年金でさほど不自由なく暮らせる…3.3%
ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる…38.2%
日常生活費程度もまかなうのが難しい…58.5%
無回答…0.0%

「年金では、ゆとりがない」と考えている人が多いようです。

その理由が以下の通りです。(2つまでの複数回答)

1位…年金が支給される金額が切り下げられるとみているから(45.4%)
2位…物価上昇等により費用が増えていくとみているから(33.1%)
3位…高齢者への医療費用の個人負担が増えるとみているから(28.3%)

となっています。

まとめにかえて

「公的年金制度だけに頼っていると、老後の生活が苦しくなる」と認識している人が多いようです。保険や個人年金、貯蓄・投資などを活用しながら、長期的な視点で老後資金を準備していきましょう。

【ご注意】

ここでいう「金融資産」とは、家計が保有する金融商品のうち、貴金属や現金、事業のために保有している金融商品、預貯金のうち日常的な出し入れや引落しなど生活費に対応する部分を除いた「運用のため、または将来に備えて保有している部分」となっています。

これに対して「金融商品保有額」とは、上記に加えて「運用目的ではない預貯金(日常的な出し入れや引落しなど生活費に対応する部分)」を含んでいます。
また、「金融資産を保有していない世帯」とは、預貯金や株式などの金融商品を保有していない世帯と、預貯金のみは保有しているがそのうち「運用または将来の備え」がゼロの世帯を指します。

LIMO編集部