ポイント①:普段使いのクレジットカードや電子マネーの枚数は最低限に絞る
家計管理が苦手な人やズボラな人がキャッシュレス化するときには、使用するクレジットカードや電子マネーを最低限に絞りましょう。
「よりお得になるようにクレジットカードや電子マネーを何種類も使い分けている」という人もいますが、これは管理上手な人向けの方法です。管理が苦手な人がたくさんのクレジットカードや電子マネーを持つと、どれでいくら使ったのかを把握しきれなくなり、使い過ぎにつながります。
クレジットカードや電子マネーはメインで使うものと、システムトラブルなどでメインが使えないときの予備の合計2種類程度に絞っておけば、管理しやすいのではないでしょうか。
ポイント②:クレジットカードの利用上限金額を設定する
家計をきちんと管理するには、支出項目ごとに予算を決めることも重要です。キャッシュレス化するときにも、「クレジットカードで支払うのは食費と日用品費、交際費、電子マネーのチャージを合わせて1カ月あたり10万円まで」など、利用金額の上限を決めておきましょう。
ついついオーバーしてしまいそうという人は、クレジットカードの利用可能額を減額するのがおすすめです。
たとえば、利用可能額30万円のクレジットカードを持っているとして、クレジットカードで支払う上限を1カ月あたり10万円にしようとしたら、カード会社に連絡してクレジットカードの利用可能額を10万円に下げてもらうのです。そうすれば、10万円以上支払うことができないので、予算をオーバーすることがなくなります。
また、銀行口座の残高以上の決済ができないデビットカードを使うのもよいでしょう。デビットカードの利用代金の引落用口座に予算以上の金額を入金しないようにすれば、使い過ぎを防止できます。