子どもにお金の話をするときのポイントは
子どもにお金の話をしたくないと考える人のなかには、「親に『お金がない』と言われ続けてつらい思いをした」というケースが少なくありません。また、「子どもに対して、『パパやママが稼いでいるから、こんな生活ができるんだよ』という話をするのは恩着せがましくていやだ」と感じる人もいるようです。
子どもの金融リテラシーを向上させたいなら、「お金がない」「パパやママのおかげだよ」などという親の感情や都合だけを伝えてもあまり意味がありません。むしろ、逆効果になることさえあるでしょう。
ポイントは、「お金とはどういうものか」ということや働いてお金を得る仕組み、家計収支の実情などといったお金にかかわる”事実”を正確に伝えることにあります。事実を子どもに教えるためには、親自身が正しい知識を身に付けておかなくてはなりません。