そのような中、日経平均株価は膠着感が強まり、狭いレンジ内での推移となりました。前場の序盤に一時+28円高まで上昇しましたが、前場の半ばには一時▲77円安の場面も見られました。
後場は23,350~23,400円のレンジで推移し、ほとんど目立った値動きが見られないまま小幅続落で引けています。
なお、TOPIXも同じような値動きで続落となりましたが、下落率は日経平均株価よりやや大きくなりました。
東証マザーズ株価指数は反落、売買代金は86日ぶりに1,000億円を上回る
東証マザーズの出来高は6,133万株、売買代金1,067億円となり、いずれも前日より増加しました。
前日から始まった年内のIPOラッシュを受け、個人投資家の資金移動が激しくなりました。この日に新規上場したマクアケ(4479)の大商い等により、売買代金は実に86日ぶりに1,000億円を上回っています。
ただ、前述した資金移動に伴った主力株の見切り売りが多く出たため、株価指数は▲1%近い下落となり、再び900ポイントを割り込みました。明日以降もIPOが続くため、今後の弱含みが懸念されます。
ハイテク株で日立製作所が大幅下落、中外製薬と伊藤忠商事は上場来高値更新
個別銘柄では、東京エレクトロン(8035)やKDDI(9433)など指数寄与度の高い大型株が買われて年初来高値を更新し、ファーストリテイリング(9983)も反発しました。