日頃ブラックやグレーなど暗めのベーシックカラーをつい選んでしまうという方は多いはず。ただ、メンズも30代を過ぎると、肌のハリなどが落ちてくる。いちがいに「暗い服=似合う服」とは言えなくなるんですよね。

とはいえ、過ぎ去りし時(もしくは肌ツヤ)を惜しんでいても仕方がない。今年は気分を変えて、今まで選んでこなかったカラーにも注目したいところ。今回は、冬に欠かせないニットに絞ってご紹介します。

パープルって意外と盲点

そもそも、アウターこそ暗いカラーで揃えている方が多いはず。コーディネートの差し色としては、パープルがおもしろい。実はブラック、ネイビー、グレーなどの基本的なカラーとも相性がいいんです。

よく見ると、パープル単色ではなく、生地には様々な色が混ざっているのがポイント。他画像を見てもらえれば分かりますが、単調な印象はありません。スコットランドの老舗ニッターだけにクオリティにも死角なしです。

“鮮やか過ぎないオレンジ”が◎

カラーだけではなく、柄でもさりげなく変化を付けるなら〈エディフィス〉の一着も有効です。素朴な印象のケーブル柄ですが、すっきりした形に仕上げているため、野暮ったさはありません。

自然な風合いのカラバリは全6色でご用意あり。なかでも、特におすすめなのがオレンジのカラー。鮮やか過ぎない、少しくすんだトーンなので、悪目立ちもせずに取り入れやすいかと。

男臭さなし。上品にキマるオリーブです

「やはり色物にはまだ抵抗がある」という方は、オリーブのカラーであれば手を出しやすいのでは?分かりやすいアクセントカラーではありませんが、コーディネートの微妙なニュアンス役を担ってくれるのが、オリーブです。

ミリタリーの粗野なイメージを連想してしまう方もご心配なく。エクストラファインメリノウールならではの艶やかな光沢は、30代以降の大人にぴったり。ジャストフィットですっきりとキマる一着です。

あとがき

派手過ぎず、取り入れやすいカラーの3着が揃いました。クローゼットの中は暗いカラーのアイテムばかりという30代以上の大人諸兄こそ、ぜひお試しを。

FACY