結婚相談所の方が「ちょっと条件がいい方が登録すると、申し込みが3桁あるというのもザラです」とおっしゃっておりました。では3桁申し込みがある方が全員に会うでしょうか。
週5で働いていて、休日にしかできない予定もあるでしょう。月4~5日はお見合いの予定を入れたとしても1日会えるのは最大3人程度。100人以上から申し込みがあったとしても会ってみようと選ばれるのは10数人。
年齢、学歴、年収、外見といった分かりやすいスペックがいい人はもちろん有利ですが、変えられるところもあります。会ってもらえるように写真を変えたり、プロフィール文章を変えるなど自分の見せ方を工夫することもできます。また、写真では好みじゃなくても試しに会ってみて、異性との会話の経験値を積んでいき自分をブラッシュアップしていきます。
「ありのままの私を受け入れてくれる人を探す」不良在庫
結婚相談所に登録して、そこで婚活したつもりになってしまう残念な方は多い。ブラッシュアップもせず、変な写真で登録しているような方(特に男性に多い)も大勢いるのです。
ある40代女性は結婚相談所に入ったけれど、なかなか希望通りの人を紹介してもらえずにすぐに退会したそうです。
「別に理想が高いわけじゃないです。恋愛結婚なら自分より背が低い男性を好きになって結婚することもあると思う。でもなんで結婚相談所に入ってまで、自分より背が低い男性を選ばなきゃいけないんですか。意味が分からない」
とおっしゃっておりました。
結婚相談所に入ったのだから「希望通りの人を紹介してもらえる」と思っているのですが、希望通りの人が自分を選ばなければ会えないのに。
結婚相談所の中で会員同士で結婚する割合って1~2割ぐらいなのです。結婚相談所にお金を出したことを「魅力が買える」と錯覚する人はどんなに婚活に課金しても結婚は難しいでしょう。
【参考】
(※1)「婚活の本音をテーマとしたインターネット調査」Pairsエンゲージ パーソナル婚活研究所調べ