Cさん夫婦は結婚当初、金銭感覚のズレでもやもやしたと言います。「妻の実家が割と裕福で、金銭感覚があまり合わなかった。結婚するまで気付かなかったのが迂闊だと思ったけれど、時すでに遅し。最初はすり合わせに苦労した」とのこと。

食材の選び方も服を買うお店も、ワンランクもツーランクも奥さんのほうが上だったそう。付き合っていたときにはそれほど気にしなかったことであっても、結婚するとその金銭感覚の差にモヤモヤしたと言います。

「妻の稼ぎの中から買っていたからいいかと思ったけれど、将来の貯蓄のことを考えるとそうも言っていられない。妻に『それ高くない?』と言ったり『そんな高いものを買う必要はなくない?』と言っても理解してもらえないうえ、買い物にケチをつけられたと思って機嫌が悪くなってしまう。それではダメだと思った」と言います。

そこで、金銭感覚のモヤモヤはすり合わせをしていくしかないと悟ったCさん。奥さんと毎月デートしながら、楽しくお金のことを話し合う日を作ったと言います。

「楽しい雰囲気で話し合いができると、お金に対してポジティブな感覚になってくる。『じゃあ来月は今月より1万円生活費を減らしてみよう』などとゲーム感覚で楽しく話ができるようになるし、『子どものためにとりあえず100万円貯めよう』と将来の話も明るい気持ちでできるから、特別なディナーデートをしながらお金の話をするのはオススメ」と話してくれました。

まとめ

いかがでしたか。3人ともそれぞれ工夫してパートナーとお金の問題を解決していました。しかし、3人とも最初からスムーズに事が運んだわけではありません。色んな方法でトライしてみて、お互いにフィットする方法を探った結果です。もしパートナーのお金の使い方にモヤモヤしても、諦めないで試行錯誤を繰り返してみましょう。

大塚 ちえ