2. 【賞与を支給した事業所は76.5%】全事業所でならすと1人平均36万7529円

平均で40万円を超えると聞くと、「多くの職場でそれくらい出ている」と感じるかもしれません。一方で、賞与を支給した事業所の割合は76.5%でした。賞与を支給しなかった事業所も含めて、全事業所でならした1人平均は36万7529円になります。

2.1 【一覧表】冬のボーナスの支給状況一覧表(令和7年年末賞与)

  • 賞与を支給した事業所の割合:5人以上は76.5%、30人以上は92.8%
  • きまって支給する給与に対する賞与の割合:5人以上は1.08か月分、30人以上は1.22か月分
  • 全事業所でならした1人平均:5人以上は36万7529円、30人以上は46万3216円
  • 飲食サービス業等で賞与を支給した事業所の割合:51.3%

年末賞与の支給状況(令和7年・事業所規模5人以上)2/2

年末賞与の支給状況(令和7年・事業所規模5人以上)

出所:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2026(令和8)年2月分結果速報」≪特別集計≫令和7年年末賞与(一人平均)をもとにLIMO編集部作成

2.2 冬のボーナスは、毎月の給与のおよそ1か月分

きまって支給する給与に対する賞与の割合は、平均で1.08か月分です。毎月の給与のおよそ1か月分が、冬のボーナスの目安になっている形といえるでしょう。ふだんの給与の金額がわかっていれば、おおまかな見通しを立てやすいでしょう。

冬のボーナスは、勤め先の規模や産業によって、出るかどうかから違ってきます。金額の多い少ないだけでなく、支給があるかどうかも含めて、職場ごとの事情があると考えられます。

平均は、多くの職場をならした数字です。平均の金額と比べて気持ちが揺れるよりも、わが家の明細の金額をもとに、12月からの家計を組み立てるほうが落ち着いて考えやすいのではないでしょうか。

まずは、わが家の明細の手取りの金額を確かめるところから始めてみるのもひとつの方法です。去年の明細が手元にあれば、今年の見込みと並べてみると、使い道も考えやすくなるでしょう。

3. 【年末賞与の前年比の推移】2021年から5年続けて前年を上回る

では、冬のボーナスはここ数年でどう動いてきたのでしょうか。賞与を支給した事業所の1人平均の前年比を、5年分並べてみます。

3.1 【一覧表】年末賞与の前年比の推移一覧表(事業所規模5人以上)

  • 2021年:0.1%
  • 2022年:3.2%
  • 2023年:0.7%
  • 2024年:2.5%
  • 2025年:2.8%

2021年から2025年まで、前年比はプラスが続いています。2023年は0.7%と小さめでしたが、2024年は2.5%、2025年は2.8%でした。

3.2 30人以上の事業所でも、前年比はプラスが続く

事業所規模30人以上でも、年末賞与の前年比は2024年が4.5%、2025年が2.6%と、プラスが続いています。

ただ、前年比がプラスでも、物価の上がり方が大きい年は、ボーナスで買えるものが同じだけ増えるとは限りません。金額の伸びと家計の実感は、分けて考えておくとよさそうです。

「去年より増えたはずなのに、あまり余裕を感じない」という声があるのも、こうした事情が関わっているのかもしれません。数字の伸びだけでなく、わが家の支出がどう変わったかもあわせて見ておきたいところです。