2. 【学年別の学習費】公立は3年生、私立は1年生がいちばん多い

では、学年によって学習費はどう変わるのでしょうか。公立と私立では、多くなる学年が違うようです。

2.1 【一覧表】中学校の学年別の学習費総額一覧表(令和5年度)

  • 1年生:公立54万5239円、私立186万9839円
  • 2年生:公立47万3569円、私立128万1980円
  • 3年生:公立60万7325円、私立151万9770円

2年生は公立が47万3569円、私立が128万1980円で、公立・私立とも3つの学年の中でいちばん少なくなっています。

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中学校の学年別の学習費総額(令和5年度)

出所:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」調査結果の概要をもとにLIMO編集部作成

2.2 公立の3年生は学習塾費が増える

公立の3年生の学習塾費は34万1220円で、1年生の13万3647円の2倍以上でした。高校受験を控える学年で、塾にかけるお金が増えていることがうかがえます。

公立の3年生の学校外活動費は44万6096円で、このうち塾などの補助学習費が39万200円、習い事などのその他の学校外活動費が5万5896円でした。1年生では、補助学習費が17万2481円、その他の学校外活動費が10万5834円です。

学年が上がると、習い事などの出費が減り、塾などにかけるお金が増える形が見えてきます。家計の中でお金の使い道が入れ替わっていく時期といえるでしょう。

一方で、意外にも、学習塾費の平均は公立が23万385円、私立が16万8058円で、中学校では公立のほうが多くなっています。塾に通うかどうかや通う時期は家庭によってさまざまなので、平均の金額は目安として受け止めたいところです。

3年生で出費が増えることを見込んでおくと、1年生や2年生のうちから少しずつ準備しやすくなります。受験の年にあわてないよう、早めに時期ごとの予定を立てておきたいところです。

ところが、学習費の大部分を占める私立の学校教育費には、授業料のほかにもさまざまなお金が含まれています。

3. 【私立中学校の学校教育費】授業料は年45万8018円で、学校教育費の40.6%

私立中学校の学校教育費は112万8061円です。内訳で多い項目を並べると、次のとおりです。

3.1 【一覧表】私立中学校の学校教育費の主な内訳一覧表(令和5年度)

  • 授業料:45万8018円
  • 学校納付金等:17万2268円
  • 通学関係費:15万5293円
  • 入学金等:11万9829円

3.2 公立は通学関係費がいちばん多い

公立中学校の学校教育費は15万761円で、内訳でいちばん多いのは通学関係費の4万4081円でした。制服や通学用品、交通費などが含まれる項目です。

一方で、公立でも、学校に払うお金がかからないわけではありません。教材や行事にかかる費用も、学年ごとに見込んでおきたいところです。

私立の学校教育費には、入学金等の11万9829円も含まれています。入学する年は、授業料のほかにまとまった支払いが出ることも考えておきたいところです。

私立では授業料のほかに、学校納付金等や通学関係費もかかります。気になる学校があれば、授業料以外にどんな費用がかかるのかを説明会などで確かめておくと、入学したあとの1年間の出費を見込みやすくなります。授業料の金額だけで判断しないことが大切です。

では、受験から入学までの時期には、どんなお金の出入りがあるのでしょうか。