4. 【給与明細で確かめる】標準報酬月額とボーナスの明細を見ておく
一覧表の目安を、わが家の明細に置きかえてみましょう。月々の給与とボーナスを分けて見ると、どこで支援金が差し引かれているのかがつかみやすくなります。
明細の控除の欄で、支援金がどのように書かれているかは勤め先によって違うことがあります。見つからないときは、勤め先の給与の担当者に尋ねてみましょう。
4.1 まず、給与明細から標準報酬月額の目安をつかむ
まず、給与明細の健康保険料の金額を、保険料額表の折半額の欄と照らし合わせてみましょう。同じ金額の行が、自分の等級の目安です。等級がわかれば、一覧表のどの行に近いのかも見当がつきます。昇給などで給与が変わったときも、同じように等級を確かめておくと安心です。
4.2 次に、冬のボーナスの明細も並べておく
次に、冬のボーナスの明細が届いたら、月々の給与明細と並べて保管しておきましょう。1年分を並べると、支援金を含めて差し引かれる金額の全体がつかみやすくなります。
ボーナスは住宅ローンの返済や貯蓄、年末年始の出費などに回す予定を立てている人も多いでしょう。額面ではなく、支援金などを差し引いたあとの金額で予定を立てておくと、思っていたより少なかったということになりにくくなります。
4.3 国民健康保険に加入している人は、市町村の案内で確かめる
自営業の人などが加入する国民健康保険では、支援金の金額は市町村の条例にもとづき、世帯や個人の所得などに応じて決まります。徴収の始まる時期も、市町村ごとに違います。お住まいの市町村の案内で確かめておくと安心です。
国民健康保険の人は、届いた保険料の通知書もあわせて見ておきたいところです。支援金の分がどのように示されているかは市町村によって違うことがあるので、わからないときは窓口で聞いてみましょう。
4.4 年末に、1年分の支援金を書き出してみる
12月は1年の家計を振り返るのにちょうどよい時期です。月々の支援金を12か月分足し、ボーナスから差し引かれた分も加えると、1年間の支援金の目安がわかります。
たとえば標準報酬月額30万円で、賞与50万円が年2回ある人なら、4140円と1150円を合わせて5290円になる計算です。金額を知っておくと、明細を見たときに何の金額かを落ち着いて確かめられます。
育児休業を取る予定がある人は、休業中は支援金も免除されることを覚えておくとよいでしょう。手続きの流れは、勤め先の担当者に早めに確かめておくと安心です。
5. まとめにかえて
協会けんぽ東京支部の令和8年度の保険料額表で見ると、子ども・子育て支援金の本人負担は、標準報酬月額30万円で月345円、50万円で月575円でした。冬のボーナスからも、賞与の金額に応じて差し引かれます。
支援金は、児童手当の拡充などの子育て施策に充てられるお金です。給与やボーナスの明細を見るときに、どの欄でいくら引かれているのかを確かめながら、これからの家計の予定に役立てていきましょう。
金額は月に数百円でも、仕組みを知っておくと明細の見方が変わります。年末に1年分の明細を整理するときに、支援金の欄もあわせて見ておきましょう。
参考資料
- 全国健康保険協会「令和8年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京支部)」
- こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度について」
- こども家庭庁「子ども・子育て支援金制度のQ&A」
- こども家庭庁「加速化プランによる子育て支援の拡充と子ども・子育て支援金」
- こども家庭庁「もっと子育て応援!児童手当」
宮野 茉莉子