子どもを預ける側としても、働く側としても、保育の仕事は身近なものです。保育士として長く働くことを考えている人や、復職や転職を考えている人にとって、年齢ごとの給与の目安を知っておきたい、という人もいるでしょう。

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査は、短時間労働者を除いた一般労働者の給与を、職種と年齢階級に分けてまとめています。保育士のほか、「幼稚園教員,保育教諭」という職種の数字も載っています。

冬の賞与の時期が近づく12月を前に、毎月の給与と1年分の賞与を分けて見ておくと、家計の見通しも立てやすくなるでしょう。

本記事では、保育士の20〜24歳から55〜59歳までの月給と年間賞与を一覧表にまとめ、年齢ごとの数字を確かめます。1年間の収入の目安のつかみ方も紹介します。

記事の後半では、「幼稚園教員,保育教諭」の年代別の月給と、給与と賞与を手元の書類で見直す方法を紹介します。

1. 【保育士の月給】20〜59歳までいくら?年代別の一覧で見る

本記事の月給は、調査の表の「きまって支給する現金給与額」です。2025年6月分として支払われた給与で、残業手当なども含み、所得税などが差し引かれる前の金額です。年間賞与は、2024年の1年間(1月から12月まで)に支払われた賞与などの金額です。

1.1 【一覧表】保育士の年齢別の月給と年間賞与一覧表(20〜24歳から55〜59歳)

  • 20〜24歳:月給24万9300円、年間賞与51万2500円
  • 25〜29歳:月給26万9400円、年間賞与76万3000円
  • 30〜34歳:月給28万4800円、年間賞与80万4300円
  • 35〜39歳:月給28万9000円、年間賞与84万200円
  • 40〜44歳:月給29万7500円、年間賞与98万300円
  • 45〜49歳:月給31万200円、年間賞与103万7100円
  • 50〜54歳:月給30万6200円、年間賞与96万9000円
  • 55〜59歳:月給29万1900円、年間賞与90万4900円

保育士の年齢別の月給と年間賞与(2025年・一般労働者で短時間労働者を含まない)1/2

保育士の年齢別の月給と年間賞与(2025年・一般労働者で短時間労働者を含まない)

出所:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」をもとにLIMO編集部作成

保育士の月給は、20〜24歳で24万9300円、35〜39歳で28万9000円でした。表の20〜24歳から55〜59歳までの年齢階級のうち、月給が最も高いのは45〜49歳の31万200円です。

30歳代と40歳代も見ると、30〜34歳の月給は28万4800円、40〜44歳は29万7500円でした。子育ての時期と重なる年代の数字も、一覧表で確かめておきたいところです。

年間賞与は、20〜24歳で51万2500円、45〜49歳で103万7100円でした。自分の年齢階級の数字を目安として知っておくと、給与明細を見るときの手がかりになります。

1.2 例)月給の12か月分に年間賞与を加えて、1年分の収入をつかむ

月給の12か月分に年間賞与を加えると、1年分の収入のおおよその姿が見えてきます。30〜34歳の保育士の数字で計算すると、422万1900円です。

この計算は、6月分の1か月の月給をもとにしたものです。残業や手当の多い月、少ない月があるので、実際の1年分の収入はこの金額と違ってくるでしょう。手元の源泉徴収票の支払金額と並べてみると、ずれの大きさもわかります。

1.3 注意点

ここで紹介している数字は、各年齢階級で一般労働者として働く人の平均です。短時間で働く人は含まれていません。また、常用労働者が10人以上の企業をまとめた数字です。

同じ年齢階級でも、勤続年数や勤務先の規模によって、月給には幅があります。表の数字は、全体をならした目安として受け止めるとよいでしょう。

なぜ年齢によって月給が違うのかは、この表からは判断できません。勤務先の種類や働き方は人それぞれなので、わが家の収入を考えるうえでの目安のひとつとして見ておきたいところです。