「体力があるうちにたくさん旅行をしたいけど、交通費が高い…」ご両親からそのような悩みを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。この時期は紅葉、そして年末年始はさまざまな場所への旅行計画を立てたいと考える方もいると思いますが、長く続く物価高の中では交通費、ホテル代、ご飯代、お土産代…など旅行に行くにしても以前より出費が増えるようになりました。

一方で、割引制度をうまく活用することで、旅行費用を抑えられる場合もあります。

たとえば一例としてJRの会員制度「ジパング倶楽部」に入ると、運賃や料金が割り引かれます。ただし、ジパング倶楽部には年会費がかかり、割引にならない列車や期間もあるため、どのくらい安くなるかは乗る区間や列車で変わります。

年会費のかかる制度は、「年に何回使えば会費を上回るか」で考えたいものです。今回はJR東日本・JR東海のジパング倶楽部の案内と、JR東日本・JR東海が公表している運賃・料金を一例として、整理して確認します。

東京から仙台と新大阪までの新幹線を例に、普通車指定席で1往復したときの運賃・料金を、割引なし・2割引・3割引で試算し、年会費3840円を上回る往復の回数も確かめます。

※ジパング倶楽部の内容はJR東日本・JR東海・JR西日本の案内、運賃・料金はJR東日本の旅客営業規則とJR東海のアクセス検索(いずれも2026年11月5日に確認)をもとにしています。

1. ジパング倶楽部は何歳から入れる?満65歳以上、年会費は3840円

JR東日本・JR東海の案内によると、ジパング倶楽部はJR東日本やJR東海などがそれぞれ受け付けている会員制度で、新たに入会できるのは満65歳以上の人です。割引は、入会した会社にかかわらず、日本全国のJR線で使えます。

  • 【入会できる人】満65歳以上(日本在住)
  • 【年会費】個人会員3840円(毎年の更新が必要)
  • 【割引が使えるエリア】日本全国のJR線
  • 【申し込み】入会申込書と年会費の払込の控え、氏名・生年月日が確認できる書類のコピーを郵送

2024年4月1日の申し込み分から、入会できる年齢は満65歳以上にそろえられ、夫婦会員の新規の受け付けは終わっています。書類が事務局に届いてから会員手帳が届くまでは、約2週間かかります(JR東日本・JR東海の案内)。