8. 住居は月2万2259円。持家率86.3%で、住宅ローンを払っている世帯は16.7%
夫だけが働く夫婦2人世帯の住居費が2万円台に収まっているのは、持ち家の世帯が多いためです。
- 家賃地代:9305円
- 設備修繕・維持:1万2954円
- 持家率:86.3%
- 持家のうち住宅ローンを支払っている世帯の割合:16.7%
- 家賃・地代を支払っている世帯の割合:13.3%
持家率が高いため、家賃地代は月9305円にとどまっています。賃貸に住んでいる夫婦や、住宅ローンを返している夫婦は、住まいにかかるお金がこの平均と大きく違う場合があります。
9. 収入は勤め先収入40万2107円と公的年金給付9万1730円。可処分所得は月41万3019円
夫だけが働く夫婦のみの世帯の実収入は、2025年平均で月51万3088円です。世帯主の平均年齢が62.5歳と高いため、給与のほかに公的年金を受け取っている世帯も含まれています。
9.1 実収入51万3088円のうち、公的年金給付は月9万1730円
- 勤め先収入:40万2107円
- 公的年金給付:9万1730円
- 実収入:51万3088円
共働きの夫婦2人世帯の公的年金給付は月4万2063円で、夫だけが働く世帯はその2倍以上です。
9.2 税金と社会保険料で月10万69円、可処分所得は41万3019円
実収入から差し引かれる税金や社会保険料(非消費支出)は、月10万69円です。
- 直接税:4万8266円(うち勤労所得税2万375円、個人住民税1万8492円)
- 社会保険料:5万1762円(うち公的年金保険料2万6241円、健康保険料1万7856円、介護保険料6061円)
- 可処分所得:41万3019円
9.3 貯蓄などに回る黒字は7万4202円、平均消費性向は82.0%
可処分所得41万3019円から消費支出33万8817円を引いた黒字は、月7万4202円です。可処分所得のうち消費に回る割合(平均消費性向)は82.0%で、共働きの夫婦2人世帯の62.1%より高くなっています。夫だけの収入で暮らす分、手元に残る黒字は共働きの20万7449円より少なくなります。
10. まとめ
総務省「家計調査」の2025年平均では、夫だけが働く夫婦2人の勤労者世帯の消費支出は月33万8817円でした。夫婦2人で月30万円の生活費は、この平均より3万8817円少ない額です。
内訳では食料の8万8241円が最も多く、外食は1万5631円、車にかかる自動車等関係費は3万8350円でした。
冬は光熱・水道が上がり、2人の勤労者世帯では2026年1月が8月より7875円多くなっていました。
外食や家事代行、車や旅行など、どこにお金を使っているかを費目ごとの平均と見比べて、家計の見直しに役立ててみましょう。
※家計調査の数値は世帯の平均で、地域や年齢、住まいによって大きく異なります。
※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
参考資料
- 総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2025年 第3-11表 妻の就業状態,世帯類型別」
- 総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2026年1月 第3-1表 世帯人員別」
- 総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2026年8月 第3-1表 世帯人員別」
- 総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2025年1月 第3-1表 世帯人員別」
- 総務省統計局「家計調査 利用上の注意」
中本 智恵