3. 【月額20万円以上は何パーセント?】厚生年金の受給権者の18.8%、男性27.5%・女性1.7%

概況には、厚生年金保険(第1号)の老齢年金の受給権者を、年金月額1万円ごとの階級に分けた人数が載っています。この人数から、月額20万円以上の人の割合を計算すると次のとおりです。

3.1 【月額20万円以上の人】男女別の人数と割合

  • 男女合わせて:302万7673人(受給権者1608万5696人の18.8%)
  • 男性:293万6780人(受給権者1067万9944人の27.5%)
  • 女性:9万893人(受給権者540万5752人の1.7%)

3.2 【1万円刻みの人数】月額20万円以上の受給権者(男女計)

  • 20万円以上21万円未満:85万3591人
  • 21万円以上22万円未満:70万4633人
  • 22万円以上23万円未満:52万3958人
  • 23万円以上24万円未満:35万4人
  • 24万円以上25万円未満:23万211人
  • 25万円以上26万円未満:15万796人
  • 26万円以上27万円未満:9万4667人
  • 27万円以上28万円未満:5万5083人
  • 28万円以上29万円未満:3万289人
  • 29万円以上30万円未満:1万5158人
  • 30万円以上:1万9283人

厚生年金保険(第1号)で月額20万円以上の受給権者数(1万円刻み・令和6年度末)2/2

厚生年金保険(第1号)で月額20万円以上の受給権者数(1万円刻み・令和6年度末)

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

20万円台では、20万円以上21万円未満の85万3591人がいちばん多く、29万円以上30万円未満の1万5158人まで、金額が上がるにつれて人数は少なくなっています。

階級ごとの人数を並べてみると、平均や割合だけではわからない、年金額の広がり方が見えてくるでしょう。わが家の年金月額がどのあたりにあるかを当てはめてみると、数字が身近に感じられるかもしれません。

月額20万円は、1年にすると240万円です。年間240万円以上の年金を1人で受け取る人は、厚生年金の受給権者の中でも2割に届いていません。月20万円という金額を老後の目安に置くときは、多くの人の年金はそれより少ないことも知っておきたいところです。

月20万円以上の人が少ないからといって、年金だけで暮らせないと決まるとは限りません。毎月の支出や貯蓄、働き方によって、必要な金額は家庭ごとに違ってくるでしょう。

夫婦それぞれが年金を受け取る家庭では、2人分を合わせて世帯の年金を考えることになります。年金を受け取っている人は年金振込通知書やねんきんネットで、これから受け取る人はねんきん定期便で、それぞれの年金額や見込額を確かめておくと、表の金額とも見比べやすくなるでしょう。