3. 世田谷区の無料:対象は前年度の住民税が非課税の世帯。同じ世帯に課税される人がいると対象外
3.1 条件は、前年度の住民税が非課税の世帯。受診券に「無料」と書かれている
世田谷区では、前年度の住民税が非課税の世帯の人は、健診の自己負担金が無料になります。
対象の人の受診券には、自己負担金の欄に「無料」と表示されます。
肺がん・大腸がん・前立腺がん検診を同時に受けるときの自己負担金も、無料です。
3.2 同じ世帯に課税される人がいると対象外。税の申告をしていないと、無料にならないことがある
同じ世帯に、住民税が課税されている人がいる場合は、無料の対象になりません。
税の申告をしていないと、課税の状況を確認できず、無料にならない場合があります。
3.3 「無料」の表示がない受診券で払った500円は、あとから返してもらえない
対象のはずなのに、受診券に「無料」の表示がないときは、申請が必要です。
申請は、受診予定日の2週間前までにします。
表示のない受診券で受けて払った自己負担金は、あとから返してもらえません。受診の前に申請してください。
4. 受診券:届く時期は区で違う。なくしたときは再発行できる
4.1 板橋区は5月下旬、世田谷区は6月から7月に発送される
板橋区は、対象の人に5月下旬に受診券を送ります。国保以外から切り替わる一部の人(昭和26年6月1日から10月31日生まれ)には、誕生月の前月末に送ります。受診期間の途中で転入した人には、随時送ります。
世田谷区は、年度の途中で後期高齢者医療に入って受診券が届かないときは、担当窓口に問い合わせるよう案内しています。
4.2 板橋区の受診券は、健診の分が2枚印刷されている。受診できるのは1回だけ
板橋区の受診券には、ほかの検診の受診券も一緒に印刷されています。大腸がん・肝炎ウイルス・前立腺がん検診の分です。
受診するときは、台紙から剥がさずに持っていきます。
後期高齢者医療健康診査の分だけ2枚印刷されていますが、受診できるのは1回だけです。
4.3 受診券をなくしたときは、再発行できる。世田谷区は1週間ほどかかる
板橋区は、紛失などで受診券が手元にない場合は再発行します。電話で問い合わせます。
世田谷区も再発行できますが、1週間ほどかかるとしています。
ここからは、受診に持っていくものと、受診のあとに確かめることを見ていきます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元・厚生労働省担当記者(社会保障専門紙)
中央大学法学部を卒業後、東証プライム上場IT企業での法人営業を経て、厚生労働省記者クラブに所属する行政・自治体向けの社会保障専門紙記者として活動。
現在は「公的社会保障制度(年金・医療・介護)」の仕組みと、「私的資産形成(NISA・iDeCo)」の税制優遇制度を横断的に分析し、生活者のための家計防衛術を提供する編集者として活動している。
各省庁が公表する難解な一次情報(e-Gov法令検索の条文データや、総務省統計局の家計調査など)を読み解き、現役世代からシニア層までを対象に、事実に基づいた実用的な解説記事を継続的に執筆している。
このほか、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも情報を発信している。
【経歴・専門性】
前職の専門紙記者時代には、厚生労働省本省および各地方自治体(保険者)を直接取材対象とし、現場の最前線で以下の重要政策の決定プロセスと一次情報に触れてきた。
これらの政策取材を通じ、「制度の複雑化が引き起こす、生活者のサイレントな不利益(申請漏れや制度の不知による経済的損失)」の構造を実務レベルで把握。役所の論理で構築された難解な制度設計を、IT企業時代に培ったデータ分析手法と掛け合わせることで、客観的指標(平均値ではなく中央値を用いた実態把握など)に基づく解説記事を執筆している。
【具体的な実績・保有資格・メディア掲載歴】
公的機関の一次データに依拠した客観的な記事執筆により、Yahoo!ニュース「経済ランキング」において多数の1位を獲得。具体的な執筆・担当領域における実績は以下の通りである。
- 公的年金・給付金領域:日本年金機構の公表資料に基づく「在職老齢年金による支給停止基準」や「年金生活者支援給付金の受給要件」の解説。また、国税庁のガイドラインに沿った定額減税や各種給付金の対象者判定フローの実務的整理。
- 医療・介護保険領域:高額療養費制度などの自己負担限度額の算出方法や、公的保障のセーフティネット範囲の図解解説。
- 資産運用領域:金融庁のNISA特設サイトや、iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)のデータに基づく税制優遇メリットの数値化。特定の金融商品の購入推奨は行わず、公的年金の不足分を補うための長期積立投資の制度整理に特化。
- 貯蓄・家計管理領域:家計調査などの官公庁統計データに基づいた、年代別・世帯年収別の貯蓄実態の論理的解説、およびインフレ時代におけるリスク管理手法の情報提供。
- 保有資格・実務知見:東京商工会議所 ビジネスマネジャー検定試験®合格。上場企業での実務経験と当資格で培った「組織マネジメント」や「コンプライアンス・リスク管理」の視点を個人の家計防衛に転用し、ビジネスパーソンが納得できる論理的な解説の裏付けとしている。
【読者へ提供する価値と発信理念】
「役所の論理ではなく、生活者の視点で制度を翻訳する」ことを発信の基本理念としている。
複雑怪奇な社会保障制度においては、制度を知らないこと自体が直接的な経済的損失に直結する。この情報非対称性を是正し、「知っていれば救われたはずの人が損をする現状をゼロにする」ことが現在の活動における最大のミッションである。
そのため、記事執筆にあたっては個人の主観や推測、投資推奨は避ける。
そのうえで、読者の生活や資産に影響を与える領域であることを自覚し、読者が「国に頼りすぎず、国を賢く利用する」ための正確で安全な判断材料を提供し、生活者とその家族を守るための実用的な知見を届け続けている。