3. B-R サーティワン アイスクリーム<2268>の株価と指標

11月2日の終値は4,050円(前日比▲5円、▲0.12%)でした。

  • PER(会社予想):21.68倍
  • PBR(実績):2.60倍
  • 配当利回り(会社予想):1.48%

年初来高値は4,175円(5月29日)、年初来安値は3,990円(1月29日)で、その差は185円です。

株価が4,000円前後の狭いレンジで推移していることがわかります。

4. 新NISAの成長投資枠でサーティワン株を買ったら

新NISAの成長投資枠は年240万円まで使えます(生涯の非課税保有限度額は1,800万円、うち成長投資枠は1,200万円)。11月2日終値の4,050円で計算すると、必要な資金は次のとおりです(手数料は考慮していません)。

  • 100株:40万5,000円
  • 500株:202万5,000円
  • 1,000株:405万円

500株までは1年分の成長投資枠に収まりますが、1,000株は年240万円を超えるため、1年では買えません。

4.1 100株と500株で「優待+配当」の利回りを比べる

配当予想(年60円)と優待を合わせた1年間の受け取り額と、投資額に対する利回りを試算しました。

100株(40万5,000円)の場合

  • 優待:2,400円分(優待利回り0.59%)
  • 配当:6,000円(配当利回り1.48%)
  • 合計:8,400円(合計利回り2.07%)

500株(202万5,000円)の場合

  • 優待:3,600円分(優待利回り0.18%)
  • 配当:3万円(配当利回り1.48%)
  • 合計:3万3,600円(合計利回り1.66%)

※11月2日終値4,050円、2026年12月期の年間配当予想60円をもとに算出。小数第三位を四捨五入

優待は500株にしても枚数が1.5倍になるだけなので、株数を増やすほど優待利回りは下がります。優待の効率だけを見れば、100株が有利です。

4.2 新NISAで変わるのは「配当」の手取り

株主優待は、NISA口座で保有していても特定口座で保有していても、もらえる内容は変わりません。新NISAで差が出るのは配当です。

特定口座などの課税口座では、配当に20.315%の税金がかかります。100株の配当6,000円なら約1,218円が差し引かれ、手取りは約4,782円です。この場合、優待と合わせた受け取りは約7,182円、利回りは1.77%に下がります。新NISAなら配当は非課税のため、6,000円をそのまま受け取れます。500株では、非課税になる分は年約6,094円にのぼります。

ただし、NISA口座で配当を非課税で受け取るには、証券会社で配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」にしておく必要があります。また、NISA口座で生じた損失は、課税口座の利益と損益通算できない点にも注意が必要です。

前期(2025年12月期)の年間配当は80円でしたが、これは普通配当に特別配当20円を加えた金額です。今期の配当予想は年60円(中間30円、期末30円)です。

4.3 12月権利の権利付き最終日は12月28日

次の権利確定日は2026年12月末です。国内株式の受け渡しは約定日から2営業日後のため、12月の優待と期末配当を受け取るには、12月28日(月)までに株を買い、権利を確定させる必要があります。翌日の12月29日(火)が権利落ち日となります。

なお、NISAの年間投資枠は受渡日を基準に管理されるため、12月28日に約定した分は2026年の枠を使うことになります。

日程や枠の扱いは証券会社などで必ず確認してください。

5. まとめ

B-R サーティワン アイスクリームは、株価が2026年に入ってから4,000円前後で落ち着いており、100株40万円台で年2回のeGiftと配当を受け取れる銘柄です。新NISAで保有すれば配当は非課税になり、100株の「優待+配当」利回りは2.07%と、課税口座で持つ場合の1.77%を上回ります。一方で、株数を増やしても優待の枚数は大きくは増えないため、優待を目的にするなら100株、配当も含めて積み増すなら500株というように、目的に合わせて株数を考えたいところです。

業績面では、原材料費の高騰と円安による原価の上昇が利益の伸びを抑えています。前期は10〜12月期が営業赤字だったこともあり、次の通期決算で、売上高の伸びがどこまで利益に結びつくかを確認しておきたいところです。

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトを確認してください

参考資料

高原 祥子