アイスクリームの「サーティワン」を運営するB-R サーティワン アイスクリーム<2268>が10月23日に発表した2026年12月期第3四半期の決算で、売上高300億3,700万円と累計期間として過去最高を更新しました。家計の消費支出が実質マイナスの月が続くなか、既存店売上高は22四半期連続でプラスを維持しています。
同社の株主優待は、店頭で商品と引き換えられる600円の「eGift(電子ギフト)」で、6月末と12月末の年2回もらえます。
2024年に始まった新NISAの成長投資枠で、この優待株を買ったら何がどれだけ受け取れるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。最新の決算とあわせて見ていきましょう。
1. 売上高は過去最高、既存店も22四半期連続プラスのサーティワン
同社が10月23日に発表した2026年12月期第3四半期累計(1〜9月)の連結決算は次のとおりです。
- 売上高:300億3,700万円(前年同期比16.2%増)
- 営業利益:31億1,600万円(同2.1%増)
- 経常利益:32億700万円(同3.6%増)
- 四半期純利益:20億7,100万円(同4.2%増)
売上高が2ケタ増となった一方、利益の伸びは2〜4%台にとどまりました。原材料費の高騰と円安を背景に売上原価の上昇傾向が続き、売上総利益率は3.05ポイント低下しています。また、新作フレーバーの告知強化やデジタル広告の出稿、モバイルオーダーの活用促進などに活動費を積極的に投じたことに加え、出荷増に伴う物流費の増加もあり、販売費及び一般管理費は前年同期より11億6,800万円増えました。
通期の業績予想(売上高358億3,000万円、営業利益28億3,000万円、経常利益28億8,000万円、純利益18億円)は据え置かれています。第3四半期累計の各利益は、すでに通期予想を上回る水準です。もっとも、前期も第3四半期累計の利益を上回っていましたが、10〜12月期は営業赤字でした。同社も決算短信で「通期業績予想に対して予定通り進捗」としています。
1.1 店舗数の拡大と、1店舗あたり売上高の伸び
同社は「アイスクリーム製品の製造及び販売等を行う単一セグメント」の会社で、売上の伸びを支えているのは店舗網と1店舗あたりの稼ぐ力の両方です。
第3四半期末の国内店舗数は1,107店舗(準店舗を除く店舗数は1,095店舗)で、前年同期末から32店舗の純増となりました。通常店舗とは異なる販売拠点である国内サーティワンカップ販売等拠点(477カ所)、台湾・ハワイの海外店舗(56店舗)を合わせた総販売拠点数は1,640カ所と、前年同期末より100カ所増えています。
1店舗あたりの売上高も5,333万1,000円と過去最高を更新しました。過去最高の売上高と増収増益の背景として、長期経営計画の各戦略を着実に実行していることや、既存ケーキの販売と新商品のケーキ「31パティスリー」の売れ行きが好調なことが挙げられています。「どうぶつの森」や「ポケモン」、不二家の「ミルキー」など、コラボレーション企画にも力を入れています。
デジタル面では、会員制アプリ「31Club」の会員数が1,240万人を超え、会員の購入額は売上全体の46.9%を占めています。予約受付も可能なモバイルオーダーも推進しています。
2. 株主優待は600円のeGift、保有株数別の内容
同社の株主優待は、商品と引き換えられる「eGift(電子ギフト)」です。権利確定日は毎年6月末と12月末の年2回で、1回あたりの内容は次のとおりです。
- 100株〜499株:1,200円分(600円×2枚)
- 500株〜999株:1,800円分(600円×3枚)
- 1,000株〜4,999株:3,000円分(600円×5枚)
- 5,000株以上:6,000円分(600円×10枚)
100株なら1年で600円のeGiftが4枚、計2,400円分届きます。
公式サイトに載っているコーン・カップの税込価格は、キッズが340円、レギュラーシングルが420円、スモールダブルが510円、トリプルポップが570円、レギュラーダブルが760円です。eGift1枚の額面は600円ですから、たとえば4人家族なら1人1個ずつレギュラーシングル(4個で1,680円)を買って、優待券2枚(1,200円)を使えば持ち出しは480円で済みます。
※一部店舗では価格が異なります
eGiftはスマートフォンで二次元バーコードを読み取り、表示したバーコードを店頭で提示して使います。紛失しても再発行できないため、受け取ったらブックマークに保存しておくと安心です。
12月末の権利確定分は、翌年3月末に送付される予定です。
株主優待の内容は変更される可能性があるため、公式サイトを確認してください。