2. 【一覧表】世帯主の年齢別に見た、貯蓄4000万円以上の世帯の割合
60歳代と70歳以上の数字を、ほかの年代と並べてみます。同じ第8-30表から、世帯主の年齢別に一覧にしました。割合は、それぞれの年代の世帯全体に占める、貯蓄4000万円以上の世帯の割合です。年代ごとに並べると、60歳代と70歳以上の数字がどのあたりにあるのかが見えてきます。
2.1 貯蓄4000万円以上の世帯の割合と中央値(世帯主の年齢別)
- 30歳代:5.1%(中央値729万円)
- 40歳代:7.3%(中央値831万円)
- 50歳代:14.7%(中央値1167万円)
- 60歳代:22.7%(中央値1858万円)
- 70歳以上:19.9%(中央値1663万円)
世帯主が29歳以下の世帯は、この期の表で貯蓄4000万円以上の世帯が0となっているため、一覧から外しています。
4000万円以上の世帯の割合は、60歳代がもっとも高く、70歳以上がそれに続いています。50歳代の14.7%と比べると、60歳代は8.0ポイント高くなっています。
30歳代と40歳代では、どちらも1割に届いていません。年代によって、4000万円以上の世帯の割合はかなり違うことがわかります。
年代ごとの数字には、働き方や住まい、家族の形が違う世帯がまとめて入っています。同じ60歳代でも、まだ働いている世帯と年金で暮らす世帯では、家計の形が違うでしょう。年代の一覧は、わが家のこれからを考える材料として使いたいところです。
2.2 60歳代と70歳以上の、貯蓄の金額ごとの世帯の割合
- 1000万円未満:60歳代36.1%、70歳以上36.6%
- 1000万~2000万円:60歳代17.4%、70歳以上20.9%
- 2000万~3000万円:60歳代15.2%、70歳以上14.5%
- 3000万~4000万円:60歳代8.6%、70歳以上8.1%
- 4000万円以上:60歳代22.7%、70歳以上19.9%
どちらの年代も、1000万円未満の世帯が3割台後半を占めています。4000万円以上の世帯と1000万円未満の世帯が、同じ年代の中にどちらも少なくない割合でいることになります。
60歳代と70歳以上で、金額ごとの割合の並び方はよく似ています。1000万~2000万円の階級は70歳以上のほうがやや高く、4000万円以上の階級は60歳代のほうがやや高くなっています。
貯蓄が0の世帯を除いて少ない方から並べたとき、4分の1にあたる世帯の金額は、60歳代で680万円、70歳以上で629万円です。4分の3にあたる世帯の金額は、60歳代で3767万円、70歳以上で3462万円です。
真ん中の半分の世帯だけで見ても、貯蓄の金額には3000万円前後の開きがあります。わが家に必要な金額は、毎月の支出や住まいによって変わるので、分布は参考として眺め、数字は幅で受け止めておくと、落ち着いて見直せるでしょう。
3. 【わが家の貯蓄を書き出す】中央値と金額ごとの割合をものさしに
表を参考にわが家の貯蓄を見るために、まずは手元のお金を書き出してみましょう。