1.3 平均の手取りを、わが家に当てはめて読む

老後の手取りがどのくらいになるのかは、多くの人が気にかけていることではないでしょうか。二人以上の世帯の1年間の手取りは、65〜69歳で584万5000円、85歳以上で418万2000円でした。

平均は、働き方や暮らし方の違う世帯をならした数字だといえます。わが家と見比べる際は目安のひとつとして扱い、家族の形や働き方が近い世帯を思い浮かべながら読むことが大切です。

数字の大小だけで安心したり不安になったりせず、わが家の1年分の手取りを知るきっかけにしたいところです。まだ1年分を数えたことがない場合は、後半の手順で書き出してみるのもよいでしょう。一覧は、これからの暮らしを考えるときの手がかりのひとつとして使えるでしょう。

2. 【手取り年収の一覧表】おひとりさまの「1年間の手取り」は65~85歳以上までみんないくらか

ひとりで暮らす単身世帯の1年間の手取りも、総務省統計局「令和6年全国家計構造調査」の表から、世帯主の年齢別に見ていきます。

2.1 【単身世帯の手取り一覧表】65〜69歳から85歳以上まで

  • 65〜69歳:277万5000円(税・社会保険料43万7000円)
  • 70〜74歳:236万8000円(税・社会保険料34万6000円)
  • 75〜79歳:209万5000円(税・社会保険料21万8000円)
  • 80〜84歳:194万5000円(税・社会保険料19万6000円)
  • 85歳以上:197万4000円(税・社会保険料19万2000円)
  • 65歳以上の平均:222万7000円(税・社会保険料27万7000円)

単身世帯の年齢別の1年間の手取り(2024年)2/2

単身世帯の年齢別の1年間の手取り(2024年)

出所:総務省統計局「令和6年全国家計構造調査」をもとにLIMO編集部作成

単身世帯の1年間の手取りは、65〜69歳から80〜84歳までは年齢が上がるにつれて少なくなり、85歳以上の197万4000円は、80〜84歳の194万5000円をわずかに上回っています。

2.2 1人分の手取りで暮らしを組み立てる

ひとりで暮らす場合は、家賃や光熱費などを1人分の収入でまかなうことになります。1年間の手取りを12で割って毎月の生活費と比べてみると、家計にどのくらいゆとりがあるかを考えやすくなるでしょう。

単身世帯の一覧を見るときは、暮らす人数が1人である点を踏まえて、わが家の暮らしと重ねて読むことが大切です。メモに1年分の手取りと毎月の予算を並べて書いておくと、使いすぎた月にも気づきやすくなるでしょう。

3. 【無職世帯の手取り】二人以上の世帯のうち無職世帯は、65歳以上で402万8000円

総務省統計局「令和6年全国家計構造調査」の表では、二人以上の世帯のうち無職世帯(世帯主が無職の世帯)の手取りも、年齢別に見られます。

3.1 【二人以上の無職世帯の手取り一覧表】65〜69歳から85歳以上まで

  • 65〜69歳:457万7000円(税・社会保険料67万7000円)
  • 70〜74歳:420万1000円(税・社会保険料59万円)
  • 75〜79歳:386万円(税・社会保険料50万7000円)
  • 80〜84歳:382万7000円(税・社会保険料53万7000円)
  • 85歳以上:397万1000円(税・社会保険料58万1000円)
  • 65歳以上の平均:402万8000円(税・社会保険料56万5000円)

65〜69歳では、二人以上の世帯全体の584万5000円に対して、無職世帯は457万7000円で、126万8000円少なくなっています。