NISAで、今年使わなかった年間投資枠は、来年にまとめて使えるのか気になる人は多いはずです。結論から言うと、使い残した年間投資枠は翌年に繰り越せません。
富裕層や法人のお客さまの資産運用のご相談を受けていた経験からお伝えすると、NISAの枠は、年ごとの枠と生涯の枠を分けて、年末を迎える前に早めに確かめておきたいテーマです。
ここでは、金融庁と日本証券業協会の公表資料をもとに、NISAの年間投資枠と生涯の非課税保有限度額の仕組みを整理し、年50万円しか投資しない年に、枠がどう変わるかを試算します。
※制度の内容は、金融庁「新しいNISA」、日本証券業協会「2024年以降のNISAに関するQ&A」(2026年9月版)(2026年11月2日確認)をもとにしています。
※NISAで購入できる投資信託や株式などは元本が保証されておらず、値下がりして元本を下回ることがあります。制度は税制改正で変わる場合があります。最新の情報は金融庁や証券会社の案内でご確認ください。
1. NISAの年間投資枠と生涯の枠は、いくら?年間は最大360万円、生涯の非課税保有限度額は1800万円
金融庁によると、新しいNISAの年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。2つを併用すると、年間で最大360万円まで投資できます。
- 【つみたて投資枠】年120万円
- 【成長投資枠】年240万円
- 【2つを併用した年間の上限】年360万円
- 【生涯の非課税保有限度額】1800万円(うち成長投資枠は1200万円まで)
年間投資枠は、1年ごとに使える枠です。生涯の非課税保有限度額は、買った商品の取得金額(簿価)をもとに計算されます。