2. 太陽光発電の卒FITは、いつ満了する?2009年11月に始まった買取は、2019年11月から順次満了した
資源エネルギー庁によると、太陽光発電の余剰電力買取制度は2009年11月に始まり、買取期間は10年間と設定されていました。2019年11月から、買取期間が順次満了しています。
- 【買取期間】10年間(住宅用の10kW未満)
- 【満了の始まり】2019年11月
- 【2019年11月・12月】満了する住宅用の太陽光発電は約53万件
- 【2023年までの累計】約165万件・670万kWが卒業する見込み(2019年の資源エネルギー庁の記事)
一般的に、太陽光パネルは20〜30年、あるいはそれ以上発電できるとされています。買取期間が満了したあとも、発電自体は続けられると、資源エネルギー庁は説明しています。
3. 太陽光発電の卒FITで何もしないとどうなる?満了の6〜4か月前に、買取先から個別の通知が届く
資源エネルギー庁によると、買取期間が満了する家庭には、いま余剰電力を買い取っている事業者から、満了の6か月〜4か月前に個別の通知が届きます。通知には、満了後の選択肢と、何も対応しない場合どうなるかも書かれることになっています。
- 【選択肢1】電気自動車や蓄電池と組み合わせて、自宅の電力として使う(自家消費)
- 【選択肢2】小売電気事業者などと個別に契約して、余った電力を売る(相対・自由契約)
- 【東京電力に売っていた場合】手続きは不要で、満了後の標準プランの買取単価に自動で切り替わる
東京電力の標準プランの契約期間は、満了日の翌日からその年度の末日までで、以降は1年ごとの自動更新です。対象エリアは、栃木・群馬・茨城・埼玉・千葉・東京(島しょを除く)・神奈川・山梨・静岡(富士川以東)です。
4. 卒FIT後の売電と自宅で使う電気は、1kWhでいくら違う?買う電気は29円85銭〜40円54銭で、売電の約3.5倍から4.8倍
東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bは、2026年11月1日以降の税込の電力量料金が、使った量に応じて3段階です。燃料費調整額や再エネ賦課金は含みません。
- 【第1段階(120kWhまで)】1kWh29.85円 → 売電8.5円との差は21.35円(約3.5倍)
- 【第2段階(120〜300kWh)】1kWh36.45円 → 差は27.95円(約4.3倍)
- 【第3段階(300kWh超)】1kWh40.54円 → 差は32.04円(約4.8倍)
年1000kWhを売らずに自宅で使うと、第2段階の単価で買わずに済む電気代は約3万6000円です。売れば8500円なので、差は約2万8000円になります。
ただし、自家消費は、発電している昼間に家で使える分に限られます。夜に使うには蓄電池などが必要で、その費用はここでは含めていません。