地方から東京の私立大学を複数校受けるといくらかかるのでしょうか。受験料とともに悩ましいのは交通費や宿泊費。複数校受験する場合、試験のたびに上京するか、まとめて上京するかで、交通費と宿泊の数は当然変わります。

大学受験の交通費は、スケジュールの組み方でも差が出ます。宿泊の料金は宿や時期で大きく異なるため交通費に絞り、泊まり方の違いで交通費がどう変わるかを見てみましょう。

ここでは、仙台から東京の私立大学を4校受ける受験生が、東北新幹線「はやぶさ」の普通車指定席に学割で乗る場合の交通費を、3つの泊まり方で試算します。また、日本政策金融公庫の最新統計「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」から受験費用の平均額も確認していきます。

※運賃と特急料金は、JR東日本「運賃改定の申請について」(2026年3月の運賃改定)の東京〜仙台の額(運賃6270円・特急料金5360円、通常期・普通車指定席)です。学割は、JR東日本「割引乗車券」の学生割引(運賃の2割引、10円未満切り捨て)で計算しています。

1. 大学受験の交通費、仙台から東京は片道いくら?学割を使うと「はやぶさ」の普通車指定席で約1万370円(通常期)

JR東日本の運賃改定の申請資料によると、東京〜仙台の「はやぶさ」の普通車指定席は、通常期で運賃6270円と特急料金5360円の合計1万1630円です。特急料金は、2026年3月の運賃改定の前後で変わっていません。

JR東日本「割引乗車券」によると、JRから指定を受けた学校の学生・生徒は、乗る区間の営業キロが100キロを超えると、学割証を出して運賃を2割引で買えます。割り引かれるのは運賃だけで、特急料金は割り引かれません。

  • 【学割なし・通常期】片道1万1630円(運賃6270円+特急料金5360円)
  • 【学割あり・通常期】片道約1万370円(運賃5010円+特急料金5360円)
  • 【学割あり・閑散期】片道約1万170円(特急料金が200円引きの5160円)

JR東日本の2026年度のシーズン区分では、2027年1月7日から2月末日までの月〜木曜(祝日とその前日、振替休日を除く)が閑散期です。金〜日曜に乗ると通常期の料金になります。

2. 大学受験の交通費、4校を試験のたびに前日入りで往復すると?学割・通常期で約8万2960円(4往復・4泊)

4校の試験のたびに前日に仙台から上京して1泊し、試験が終わったら仙台に戻ると仮定すると、4往復になります。

  • 【往復の回数】4往復
  • 【泊数】4泊(試験の前日に1泊ずつ)
  • 【交通費】約8万2960円(往復約2万740円×4)

※試算の前提:仙台〜東京の「はやぶさ」普通車指定席、受験生本人が学割で、すべて通常期に乗る場合。東京都内の移動と宿泊の料金は含みません。