2. 登録されるのは本人情報・契約内容・返済状況。スマホの分割払いやローンはどうなる?
同じJASSOのページによると、個人信用情報機関に登録される情報は次の3種類です。
- 本人情報:氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先など
- 契約内容:貸与金額、最終返済日など
- 返済状況:延滞、代位弁済、強制回収手続、完了など
JASSOは、登録されると金融機関等が「経済的信用が低い」と判断することがあると説明しています。その結果、スマートフォンの分割払いやクレジットカードの利用、住宅ローン等が組めなくなる場合があります。
登録後の返還状況は毎月更新され、延滞を解消すると、その旨が登録されます。登録された情報の削除は、返還完了から5年後とされています。延滞を解消した時点で情報がすぐに消えるわけではない点は、見落としやすいところでしょう。
3. 第二種などの延滞金は年3%。月1万5000円を90日延滞するといくら?
JASSOの「延滞金」のページによると、延滞金は約束の返還期日までに返還されない場合に課されます。第一種奨学金(平成17年4月以降採用)と第二種奨学金(利子を除く延滞割賦金)では、返還期日の翌日から返還した日までの日数に応じて、365日あたりの年率で計算する仕組みです。年率は次のとおり変わってきました。
- 平成26年3月27日まで:年10%
- 平成26年3月28日から令和2年3月27日まで:年5%
- 令和2年3月28日以降:年3%
なお、平成10年2月以前に貸与が終了し、年1回の払込用紙で返還している第二種奨学金は、年3%になる日が令和2年4月1日以降です。
一方、平成17年3月以前に採用された第一種奨学金は、年率ではなく、各返還期日から6か月を経過した日ごとに、その6か月について計算する方法です。この区分の令和2年3月28日以降の率は1.5%です(平成10年2月以前に貸与が終了し、払込用紙で返還している場合は令和2年4月1日以降)。上の年3%は、この区分には当てはまりません。該当する人は、採用時期や返還方法ごとの適用日をJASSOのページで確認してください。延滞金の率は過去に何度か引き下げられてきたため、最新の率もあわせてJASSOのページで確かめておくと安心です。
令和2年3月28日以降に年3%が適用される第二種奨学金などで、利子を除く延滞割賦金(元金部分)が1万5000円、延滞日数が90日の場合を考えます。1万5000円\×年3%\×90日\÷365日で、延滞金は約111円です。
第二種奨学金の場合、延滞金の対象は利子を除いた部分です。毎月の引落額(元金と利子の合計)が1万5000円のときに、その全額に延滞金がかかるわけではない点に注意してください。
※上記は編集部が単純計算した目安の金額です。実際の延滞金は、端数の処理や個別の契約内容によって異なる場合があります。正確な金額はJASSOにご確認ください。なお、この例は延滞金の計算方法を示すためのもので、個人信用情報機関への登録の判定日数とは関係ありません。
延滞金の額だけを見ると小さく感じられても、延滞が3か月以上に及ぶと、信用情報への登録という別の影響が出ます。
次のページでは、登録の前に確認したい点を3つと、延滞が続いた場合に登録される情報を解説します。