介護が必要になったとき、どのようなサービスを利用する人が多いのでしょうか。厚生労働省の統計によると、2026年7月審査分では要介護1の受給者が132万6600人で最も多く、要介護4・5では4割以上が施設サービスを利用していました。あわせて、75歳以上の医療費の最新動向も確認します。
1. 要介護度別では要介護1が132万6600人で最多
まずは、介護サービスの受給者を要介護度別に確認します。
1.1 要介護1から5まで、合計488万7200人
2026年7月審査分の介護サービスの受給者は488万7200人でした。要介護度別では、要介護1が132万6600人、要介護2が118万6600人、要介護3が93万900人、要介護4が89万3500人、要介護5が54万9600人です。
要介護1と要介護2を合わせると251万3200人で、介護サービスの受給者の半分を超えています。複数のサービスを受けた人は1人として数えています。
1.2 要介護1は2.4%増、要介護5は0.3%減
前年同月と比べると、要介護1は129万5900人から2.4%、要介護2は116万8000人から1.6%増えました。要介護3は0.4%増、要介護4は0.8%増です。
一方、要介護5は55万1500人から54万9600人へ、0.3%減っています。受給者の増加は、要介護度が比較的軽い人で目立ちます。
2. 要介護4・5では受給者の4割が施設サービス
次に、要介護度ごとにどのサービスを受けているかを見ていきます。
2.1 要介護1の居宅サービスは117万4300人
居宅サービスの受給者は、要介護1が117万4300人、要介護2が104万8400人で、それぞれの要介護度の受給者の大半を占めます。要介護1で施設サービスを受けた人は4万9900人、要介護2は8万4600人でした。
居宅サービスの受給者は、要介護3が63万6900人、要介護4が48万8000人、要介護5が29万5600人と、要介護度が上がるほど少なくなります。
2.2 施設サービスは要介護4が36万7100人
施設サービスの受給者は、要介護3が25万1000人、要介護4が36万7100人、要介護5が22万9100人でした。各要介護度の受給者に占める割合を計算すると、要介護3は27.0%、要介護4は41.1%、要介護5は41.7%です。
要介護1では3.8%なので、要介護度が上がるにつれて、施設で介護を受ける人の割合が大きくなっています。
要介護度によって利用するサービスは大きく異なり、重度になるほど施設介護の比重が高まることがわかりました。介護にかかる費用を考えるうえでは、医療費の動向も欠かせません。そこで次は、75歳以上の1人当たり医療費と75歳未満との差を確認します。