2.1 都市の大きさ別に見た二人以上の世帯の貯蓄

  • 大都市:2473万円
  • 中都市:2094万円
  • 小都市A:2048万円
  • 小都市B・町村:1735万円

都市の大きさによって、仕事や住まい、移動の手段などの暮らし方が違うことも、数字の背景にあると考えられます。

都市の大きさによって、仕事の種類や住まいの形、日々の暮らしにかかるお金も違ってきます。平均の差だけを見て、どちらがよいと考える必要はないでしょう。

2.2 持ち家の割合も、都市の大きさで違う

家計調査(貯蓄・負債編)で持ち家の割合(持家率)を見ると、大都市は85.1%、中都市は87.3%、小都市Aは90.1%、小都市B・町村は93.1%でした。

賃貸で暮らす世帯は、家賃を払い続ける分、老後に向けて住まいの費用も見込んだ貯蓄を考えておく必要があります。持ち家の世帯でも、修繕のためのお金を少しずつ準備しておくと安心でしょう。

持ち家かどうかは、住宅ローンの残高や毎月の住まいの費用にかかわります。住まいの形が違えば、手元に置いておきたいお金の考え方も変わってくるでしょう。

2.3 貯蓄のうち、株式や投資信託などの有価証券

貯蓄の中身を見ると、株式や投資信託などの有価証券は、全国で542万円でした。都市の大きさ別では、大都市が761万円、中都市が576万円、小都市Aが451万円、小都市B・町村が248万円です。

有価証券は値動きがあるため、同じ金額を持っていても、時期によって貯蓄の合計は上下します。預貯金と有価証券を分けて見ておくと、わが家のお金の性質がつかみやすくなるでしょう。

有価証券の金額が大きい世帯ほど、相場が下がったときに貯蓄の合計も目減りしやすくなります。平均の数字を見るときは、預貯金のように金額が決まっているお金と、値動きのあるお金が混ざっていることを覚えておきたいところです。

すぐに使う予定のあるお金は預貯金に、当面使う予定のないお金の一部を投資に回すなど、使う時期に合わせて置き場所を分けて考えることが大切です。

3. 【地方別の年間収入と負債】貯蓄とあわせて見る

家計調査(貯蓄・負債編)には、地方ごとの年間収入と負債も載っています。貯蓄だけでなく、収入やローンの残高も一緒に見ると、それぞれの地方の家計の姿がつかみやすくなります。

3.1 地方別に見た二人以上の世帯の年間収入と負債

  • 北海道地方:年間収入582万円、負債575万円
  • 東北地方:年間収入648万円、負債723万円
  • 関東地方:年間収入761万円、負債807万円
  • 北陸地方:年間収入711万円、負債691万円
  • 東海地方:年間収入740万円、負債819万円
  • 近畿地方:年間収入677万円、負債653万円
  • 中国地方:年間収入704万円、負債601万円
  • 四国地方:年間収入594万円、負債444万円
  • 九州地方:年間収入634万円、負債635万円
  • 沖縄地方:年間収入581万円、負債646万円
  • 全国:年間収入705万円、負債723万円

全国で見ると、負債723万円の大半は住宅や土地を買うための借入れで、その金額は665万円です。

地方別に見た二人以上の世帯の年間収入と負債(2026年4〜6月期)2/2

地方別に見た二人以上の世帯の年間収入と負債(2026年4〜6月期)

出所:総務省統計局「家計調査結果」をもとにLIMO編集部作成