同じ「貯蓄の平均」でも、住んでいる地域によって数字の見え方は変わってきます。全国の平均を目にしたとき、わが家が住む地域の数字も知っておきたいところです。
総務省統計局が2026年10月23日に公表した家計調査(貯蓄・負債編)2026年4〜6月期平均結果によると、二人以上の世帯の1世帯当たりの貯蓄は、全国で2126万円でした。
本記事では、この結果から地方別の貯蓄を一覧にします。
記事の後半では、都市の大きさごとの貯蓄や、地方別の年間収入と負債、貯蓄の中身も紹介します。
1. 最新【地方別の貯蓄一覧】関東地方は2428万円、近畿地方は2363万円(二人以上の世帯)
家計調査では、全国を10の地方に分けて結果をまとめています。2026年4〜6月期の二人以上の世帯の貯蓄を、地方ごとに北から並べると次のとおりです。
1.1 地方別に見た二人以上の世帯の貯蓄(2026年4〜6月期)
- 北海道地方:1406万円
- 東北地方:1644万円
- 関東地方:2428万円
- 北陸地方:2028万円
- 東海地方:2158万円
- 近畿地方:2363万円
- 中国地方:2004万円
- 四国地方:1698万円
- 九州地方:1553万円
- 沖縄地方:876万円
- 全国:2126万円
家計調査の概要によると、関東地方には東京都や神奈川県などのほか、山梨県と長野県も入っています。北陸地方は新潟県・富山県・石川県・福井県、東海地方は岐阜県・静岡県・愛知県・三重県です。
地方の範囲は、ふだんの言い方と少し違うことがあります。たとえば長野県や山梨県に住んでいる人は、関東地方の数字を見ることになります。わが家がどの地方に入るのかを、まず確かめておくとよいでしょう。
地方ごとの数字は、その地方に住む多くの世帯をならした平均です。世帯主の年齢や働き方、住まいの形によって、同じ地方でも貯蓄の金額は大きく違うでしょう。
1.2 全国の平均と、地方の数字の見方
全国の2126万円は、すべての地方の世帯をまとめた平均です。世帯数の多い地方の数字の影響を受けやすいため、わが家の地方の数字とあわせて見ると、より実感に近い目安になるでしょう。まずは、わが家が住んでいる地方の行を表で探してみましょう。
数字の大小で地域を比べるよりも、わが家が住む地方の数字をひとつの目安として、今の貯蓄を見直すきっかけにしたいところです。同じ地方に住む人の平均を知るだけでも、漠然とした不安が少し整理されることがあるでしょう。
地方の平均は、わが家の貯蓄を考えるときのひとつの物差しです。わが家の世帯主の年齢や家族の人数、住まいの形を思い浮かべながら、数字との違いがどこから来ているのかを考えてみると、これからの貯め方を考える手がかりになるでしょう。
2. 【都市の大きさ別の貯蓄】大都市・中都市・小都市・町村で見る
家計調査(貯蓄・負債編)では、市町村の大きさごとの貯蓄も示されています。家計調査の概要によると、大都市は政令指定都市と東京都区部、中都市は大都市を除く人口15万以上の市、小都市Aは人口5万以上15万未満の市、小都市B・町村は人口5万未満の市と町村です。