3.1 資産1億円以上の世帯の年間収入(世帯人員別)
- 1人の世帯:年間収入528万円、貯蓄現在高7729万7000円
- 2人の世帯:年間収入877万9000円、貯蓄現在高8272万5000円
- 3人の世帯:年間収入1243万8000円、貯蓄現在高7506万3000円
- 4人の世帯:年間収入1520万1000円、貯蓄現在高7028万3000円
- 5人の世帯:年間収入1790万5000円、貯蓄現在高6445万8000円
- 6人以上の世帯:年間収入2262万5000円、貯蓄現在高8410万8000円
世帯の人数が多いと、働いて収入を得ている人が複数いる世帯も含まれやすいと考えられます。ひとり暮らしの世帯と家族の多い世帯では、同じ資産の金額でも暮らしの形が大きく違うことを踏まえて見ておきたいところです。
3.2 世帯の人数ごとの数字を見るときのポイント
世帯の人数が違えば、毎月の生活費や子どもの教育費など、必要なお金も変わります。同じ年間収入でも、ひとり暮らしと5人家族では使えるお金のゆとりが違うため、人数を踏まえて数字を見ることが大切です。1人あたりに直して考えてみると、印象が変わることもあるでしょう。
貯蓄現在高は、世帯の人数によらず、いずれも6000万円を超えています。人数が多いからといって、貯蓄も多いとは限らないことがわかります。
資産1億円という数字だけを見ると特別な世帯のように感じますが、住宅や土地の価値も資産に含まれるため、住まいの評価が大きい世帯も含まれていると考えられます。資産の中身や暮らし方は、一つの数字だけではわからないものです。
4. 【わが家の純資産を書き出す】貯蓄と負債、住まいを並べてみる
資産の階級は、純金融資産と住宅・宅地を合わせた純資産総額で分けられていました。わが家の数字を書き出すときも、同じ考え方で整理してみると、全体の姿をつかみやすくなります。
4.1 金融資産と負債を書き出す
まずは、預貯金の通帳や証券会社の取引残高報告書、生命保険の契約内容などで、金融資産の残高を書き出してみましょう。住宅ローンなどの借入金がある場合は、返済予定表で残高を確かめ、金融資産から差し引いておきます。
4.2 住まいの価値は、目安として考える
住宅や土地の価値は、売るときの価格や評価の仕方によって大きく変わります。正確な金額にこだわるより、まずは金融資産と負債の差を把握し、住まいは目安として別に書いておくと整理しやすいでしょう。
住まいの価値は、ローンの返済が進むにつれて、純資産の中での比重が変わっていきます。返済予定表を見ながら、数年後にローンの残高がいくらになるかも書き添えておくと、将来の見通しが立てやすくなります。住まいを売る予定がなくても、資産の一部として意識しておく意味はあるでしょう。