3. 貯蓄2500万円以上の世帯はどれくらい?世帯主が65歳以上なら36.3%で約3分の1、300万円未満は14.9%

世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄を、金額の区切りで分けると次のとおりです。65歳未満の世帯や、全体と比べると、貯蓄の多い世帯の割合が高くなっています。

  • 【2500万円以上】65歳以上 36.3%(65歳未満 21.4%、全体 27.8%)
  • 【300万円以上2500万円未満】65歳以上 48.9%(65歳未満 54.1%、全体 51.9%)
  • 【300万円未満】65歳以上 14.9%(65歳未満 24.5%、全体 20.4%)

世帯主が65歳以上の世帯の約3分の1は貯蓄2500万円以上を持つ一方で、7世帯に1世帯ほどは300万円未満です。同じ年代でも、貯蓄の差は大きく開いています。

例)世帯主が60代・65歳以上の二人以上の世帯の場合 貯蓄の平均・中央値と、金額の区切りごとの割合(2025年)1/1

世帯主が65歳以上の二人以上の世帯の貯蓄(2025年)。平均値2564万円(世帯主が60代は2843万円)、中央値1777万円。2500万円以上は36.3%、300万円以上2500万円未満は48.9%、300万円未満は14.9%。二人以上の世帯全体は平均値2059万円、中央値1264万円、2500万円以上27.8%、300万円未満20.4%。

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2025年(令和7年)平均結果の概要」をもとにLIMO編集部作成

4. 退職金を除くと貯蓄はいくら?60代の平均2843万円から退職給付の平均1896万円を引くと約947万円

厚生労働省「令和5年就労条件総合調査の概況」によると、勤続20年以上かつ45歳以上で定年退職した人の1人平均退職給付額(一時金と年金の合計)は、大学・大学院卒の管理・事務・技術職で1896万円でした。

  • 【世帯主が60代の貯蓄の平均】2843万円
  • 【定年退職者の退職給付額の平均(大学・大学院卒、管理・事務・技術職)】1896万円
  • 【差し引き】約947万円

仮に、60代の平均的な貯蓄に、この平均的な退職給付額がそのまま含まれているとすると、退職金を除いた貯蓄は約947万円で、1000万円に届かない計算です。退職給付の額は、学歴や職種、勤続年数、勤め先の制度によって大きく異なります。

※試算の前提:60代の貯蓄の平均から、退職給付額の平均を単純に差し引いています。実際には、退職金を受け取っていない世帯や、すでに一部を使った世帯も含まれます。