次の年金支給日は12月15日で、10月分と11月分の2か月分が振り込まれます。年末を前に、「ほかの人は年金を月いくら受け取っているのだろう」と気になる方もいるのではないでしょうか。
厚生労働省の資料によると、厚生年金を受け取らず国民年金だけを受け取っている人は560万8982人で、平均年金月額は5万6337円でした。月額を1万円刻みで見ると、月6万円以上の人は全体の約半分です。
この記事では、国民年金だけを受け取る人の年金月額を一覧表で整理し、男女別の違いと、12月15日に振り込まれる金額の目安を見ていきます。
1. 国民年金だけで暮らす人の年金一覧表。平均は月5万6337円
まずは、どのような人が「国民年金だけを受け取る人」に当たるのかを確認します。
1.1 厚生年金の受給権がない人の数字
厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」には、国民年金の老齢年金を受け取る人の月額の分布が載っています。そのなかの「基礎のみ・旧国年(5年年金除く)」が、厚生年金(第1号)の受給権を持たない人の数字です。
主に、自営業などで国民年金に加入してきた人や、会社員として厚生年金に加入した期間がない人などです。なお、公務員などとして共済組合に加入した期間がある人も、この数字に含まれます。
令和6年度末時点で560万8982人、平均年金月額は5万6337円でした。
なお、国民年金の受給権者全体(3345万4617人)の平均年金月額は5万9310円です。全体には厚生年金を上乗せして受け取る人も含まれますが、この金額は国民年金の部分だけを示しています。
1.2 年金月額の分布一覧
国民年金だけを受け取る人の年金月額を1万円刻みで並べると、次のようになります。
国民年金だけを受け取る人の年金月額の分布(令和6年度末)。割合は人数をもとにLIMO編集部が算出しました1/2
出所:厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成
いちばん多いのは月6万円以上7万円未満の層で、37.1%(208万626人)を占めます。月7万円以上の12.1%と合わせると、月6万円以上は49.2%で、ほぼ半分です。
一方で、月5万円未満の人は31.6%(176万9951人)いました。3人に1人近くが、月5万円に届いていない計算です。
2. 国民年金の月額は男女でどう違う?月6万円以上は男性61.6%、女性45.1%
次に、同じ一覧表を男女別に見ていきましょう。
2.1 平均月額は男性5万9732円、女性5万5206円
国民年金だけを受け取る人のうち、男性は140万1214人、女性は420万7768人で、女性が4分の3を占めます。平均年金月額は男性が5万9732円、女性が5万5206円で、4526円の差があります。
国民年金だけを受け取る人の月額の目安を男女別に整理しました。割合はLIMO編集部が算出しています2/2
出所:厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成
2.2 女性は3人に1人以上が月5万円未満
月6万円以上の割合は、男性が61.6%、女性が45.1%です。反対に、月5万円未満の割合は、男性の21.1%に対して女性は35.1%でした。
2.3 12月15日の振込額に置き換えると
公的年金は、原則として偶数月の15日に、前月までの2か月分が振り込まれます。12月15日に支給されるのは10月分と11月分です。
国民年金だけを受け取る人の平均月額5万6337円なら、2か月分は11万2674円になります。月5万円なら10万円、月6万円なら12万円が、2か月分の目安です。