「単元未満株なら1株から株を買えると聞いたけれど、配当はもらえるのだろうか」と気になっている方もいるでしょう。

日本の株は100株を1単位として売買するのが基本ですが、証券会社によっては1株から買える単元未満株のサービスがあり、配当は持っている株数に応じて受け取れます。

ここでは、東京証券取引所に上場している会社の「100株を買う金額」の分布をもとに整理します。

100株単位と1株単位で、5万円の予算で手が届く会社の割合がどう変わるかを試算し、配当や議決権の扱いもあわせて確かめます。

※東証上場3695社の投資単位(100株を買う金額)は、日本取引所グループ「投資単位の引下げ / 株式分割の仕組み・効果」に掲載された2026年9月末時点の分布です。

1. 単元未満株は1株から買える?100株単位の株を証券会社のサービスで1株から買う仕組み

単元未満株は、100株単位で売買される株を1株から買える仕組みです。日本取引所グループ「売買単位の統一」によると、国内の株式の売買単位は2018年10月1日に100株に統一されました。

会社法では、この1単位に満たない株を「単元未満株式」と呼びます。証券取引所での通常の売買は100株単位で行われるため、1株から買えるかどうかは、各証券会社が単元未満株のサービスを用意しているかで決まります。

  • 【売買単位】国内の株式は100株が1単位(2018年10月1日に統一)
  • 【単元未満株】1単位に満たない株。1株から99株まで
  • 【取り扱い】証券会社のサービスとして提供。対象の銘柄、注文できる時間帯、値段の決まり方、手数料は証券会社ごとに異なる

2. 単元未満株の購入額は?東証で最も多い「100株で10万〜20万円」の会社なら1株約1000〜2000円

単元未満株で1株を買う金額は、100株を買う金額(投資単位)のおよそ100分の1です。東証上場3695社の投資単位を日本取引所グループが公表している区分ごとに見ると、最も多いのは10万〜20万円未満の1038社でした。

  • 【5万円未満】592社(約16.0%)・1株は500円未満
  • 【5万〜10万円未満】683社(約18.5%)・1株は500〜1000円未満
  • 【10万〜20万円未満】1038社(約28.1%)・1株は1000〜2000円未満
  • 【20万〜30万円未満】610社(約16.5%)・1株は2000〜3000円未満
  • 【30万〜50万円未満】509社(約13.8%)・1株は3000〜5000円未満
  • 【50万円以上】263社(約7.1%)・1株は5000円以上

※会社数は日本取引所グループの公表値(2026年9月末時点)。割合と1株あたりの目安は、売買単位を100株として計算しています。

東証上場3695社の投資単位(100株を買う金額)の分布と1株あたりの目安(2026年9月末時点)1/1

東証上場3695社の投資単位の分布。5万円未満592社、5万〜10万円未満683社、10万〜20万円未満1038社で最も多く、1株なら約1000〜2000円。20万〜30万円未満610社、30万〜40万円未満336社、40万〜50万円未満173社、50万〜100万円未満204社、100万〜150万円未満33社、150万〜200万円未満6社、200万円以上20社。100株で50万円未満の会社は3432社(約92.9%)

出所:日本取引所グループ「投資単位の引下げ / 株式分割の仕組み・効果」をもとにLIMO編集部作成