遠方の法事に夫婦で出席すると、交通費と宿泊費で大きな出費になることがあります。一周忌や三回忌の案内が届いて、夫婦そろって出るか、1人で出るか、欠席して香典を送るかで迷うこともあるかもしれません。

家計の面から見ると、遠方の法事の出費は「何人で行くか」と「泊まるかどうか」で大きく変わります。香典の額は、出席の形にかかわらず施主・親族と相談して決めるものなので、ここでは香典を除いた交通費・宿泊費・送る費用を比べます。

例として、東京から盛岡の法事を取り上げ、夫婦2人で出席(1泊)、1人で出席(1泊)、欠席して香典と供物を送る、の3つの形で試算します。あわせて、一周忌と三回忌で香典の目安が違うかも、調査で確かめます。

※新幹線の運賃・料金は、JR東日本「運賃改定のご案内」(2026年3月14日購入分から)と、えきねっと(JR東日本)の新幹線eチケットの価格表(はやぶさ・普通車指定席・通常期)をもとにしています。宿泊費は、観光庁「旅行・観光消費動向調査 2025年(確報)」の、帰省・知人訪問等の宿泊旅行で宿泊費を払った人の1人1回あたりの平均です。

1. 遠方の法事の交通費は?東京〜盛岡の新幹線(はやぶさ・指定席・通常期)なら1人往復3万900円、夫婦で6万1800円

JR東日本「運賃改定のご案内」によると、2026年3月14日に購入する分から運賃が改定されました。特急料金とグリーン料金は改定されていません。

東京〜盛岡の運賃は、えきねっとの価格表では8580円で、改定前の運賃表の「521〜540km」の区分にあたります。改定後の同じ区分の運賃は9020円です。指定席特急料金(はやぶさ・通常期)の6430円と合わせると、次のとおりです。

  • 【片道】1万5450円(運賃9020円+指定席特急料金6430円)
  • 【1人の往復】3万900円
  • 【夫婦2人の往復】6万1800円

新幹線eチケットで買うと、指定席は片道200円安くなり、夫婦2人の往復は6万1000円です。特急料金は乗る日で変わり、最繁忙期は片道400円、繁忙期は200円高く、閑散期は200円安くなります。紙のきっぷで夫婦2人が往復すると、最繁忙期で6万3400円、閑散期で6万1000円です。eチケットなら、閑散期は片道200円の値引きが重なり、6万200円になります。

所要時間は、JR東日本の時刻表で、はやぶさ103号(東京7時56分発・盛岡10時50分着)の場合、約2時間54分です。

※試算の前提:東北新幹線「はやぶさ」の東京〜盛岡、普通車指定席、おとな、通常期、紙のきっぷ。指定席特急料金6430円は、えきねっとの新幹線eチケットの特急料金6230円に、eチケットの値引き分200円を足した額。往復は片道2回分で計算。