3. 残クレを返すとき、走行距離と傷の精算はいくら?公式の例では1kmあたり5〜10円、減点1点1000円

残クレで車を返すと最終回の支払いはなくなりますが、走行距離や内外装の傷が契約の基準を超えていると、精算金がかかります。基準は会社・販売店・契約によって違います。ここでは、公式サイトで公表されている例を2つ挙げます(いずれも2026年10月28日確認)。

  • 【ホンダ(公式サイト)】走行距離は月1000km以内か月1500km以内のプランから選び、超えた分は1kmあたり5〜10円(車種による)。内外装は日本自動車査定協会の基準による減点が100点以内で、超えた分は1点につき1000円
  • 【愛知トヨタ(トヨタの販売店の公式サイト)】走行距離は「1万2000km×契約年数」以下で、超えた分は1kmあたり5円。内装と事故歴の減点は150点以内で、超えた分は1点につき1000円

月1000km以内のプランなら、3年の上限は3万6000kmです。仮に上限を3000km超えると、1kmあたり5〜10円で約1万5000〜3万円になります。減点が基準を20点超えた場合は、約2万円です。

※違法改造や事故の修復歴がある場合は、別に定めた精算金がかかるとされています(ホンダの公式サイト)。走行距離のプランを月1500kmにすると、最終回の額(残価)も変わります。

4. 残クレの最終回に選べる3つは?返却・買い取り・乗り換えで払うお金

トヨタの公式サイトでは、残クレ(トヨタでは「残価設定型プラン」)の最終回に、同じ販売店での乗り換え、返却、残価分を一括か再クレジットで払う買い取り、の3つから選ぶと説明されています。借入100万円・3年の試算で、それぞれに払うお金を並べます。

  • 【返却】最終回の支払いはなし。それまでに払った額は約62万7000円で、走行距離や傷の精算金がかかればその分が加わる
  • 【買い取り(一括)】最終回に残価の約50万円を払う。総額は約112万7000円
  • 【買い取り(再クレジット)】残価の約50万円を36回に分けると月約1万5100円、総額は約117万1000円(利息は約17万1000円で、通常ローンの約1.9倍)
  • 【乗り換え】返却と同じく、その車の最終回の支払いはなし(精算金を除く)。新しい車の契約が始まる

※試算の前提:借入100万円あたり、3年(36回)、年5.6%、残価は借入の50%。再クレジットも仮に年5.6%・36回としています。ホンダの公式サイトでは、再クレジットの金利は申し込んだ時点の金利が使われるとされています。