3. 1円玉は何枚から手数料のほうが高くなる?窓口で有料になる101枚以上は、何枚預けても手数料が上回る

窓口の無料枠を1枚超えた101枚を、硬貨の種類ごとに窓口へ一度に預けた場合で試算しました。101〜500枚の手数料は、4行とも550円です。

  • 【1円玉101枚】預け入れる金額101円に対し、手数料550円(手数料は金額の約5.4倍)
  • 【5円玉101枚】預け入れる金額505円に対し、手数料550円(手数料が45円上回る)
  • 【10円玉101枚】預け入れる金額1010円に対し、手数料550円(預け入れる金額が460円上回る)

※試算の前提:2026年10月27日時点の4行の窓口の料金。同じ種類の硬貨だけを、一度の手続きで預けた場合。

1円玉は、窓口で有料になる区分のどこでも手数料が上回ります。手数料を枚数で割ると、1枚あたりの手数料は各区分の上限の枚数のときに最も安くなり、ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行では約1.1円、みずほ銀行では501枚以上で約1.32円です。

どれも額面の1円を超えるため、窓口で101枚以上の1円玉を預けると、枚数にかかわらず手数料のほうが高くなります。5円玉で手数料が上回るのは101〜110枚のときだけで、111枚(555円)からは預け入れる金額のほうが大きくなります。10円玉以上は、有料の区分でも預け入れる金額のほうが大きくなります。

例)硬貨101枚を窓口で一度に預けた場合 預け入れる金額と手数料(2026年10月27日時点)1/1

硬貨101枚を窓口で一度に預けた場合、窓口の手数料は550円。1円玉101枚(101円)は手数料が449円上回り、金額の約5.4倍。5円玉101枚(505円)は手数料が45円上回り、111枚(555円)からは金額が上回る。10円玉101枚(1010円)は金額が460円上回る。1円玉は、窓口で有料になる101枚以上なら何枚預けても手数料のほうが高くなる。

出所:ゆうちょ銀行「その他の料金」「ATMご利用時間・料金」、三菱UFJ銀行「その他手数料」、三井住友銀行「現金整理手数料について」、みずほ銀行「その他手数料一覧」をもとにLIMO編集部作成

4. 硬貨を手数料をかけずに使い切るには?窓口は100枚まで、ATMは1回100枚まで、買い物では同じ硬貨20枚までが目安

手数料をかけずに預けるなら、窓口では1回の手続きを100枚までに収めます。三菱UFJ銀行の店舗内のATMは1回100枚まで手数料がかからず、三井住友銀行の当行ATMも100枚以下なら無料、みずほ銀行もATMでの取引には手数料がかかりません。三菱UFJ銀行は、100枚を超えるときは回数を分けて入れるよう案内しています。

買い物で使う方法もあります。通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律の第7条は、硬貨(貨幣)は「額面価格の二十倍までを限り」法貨として通用すると定めています。日本銀行は、これを一種類につき一度に20枚までと説明しています。

1回の支払いで同じ硬貨が21枚以上になると、店が受け取りを断ることもあります。財務省は、取引の相手の了解が得られれば使うことを妨げないとしており、受け取るかどうかは店の判断です。同じ硬貨は1回に20枚までを目安に、少しずつ使うのが確実です。

ゆうちょ銀行の窓口では、税金などの公金や、無料送金サービスの対象になっている義援金・寄附金を払い込むだけなら、硬貨取扱料金の対象外です。