1円玉などの硬貨がたまり、銀行に預けようとしたら、手数料のほうが高くつくのではないか。硬貨の手数料は、預ける金額ではなく枚数で決まるため、額面の小さい1円玉ほど割高になりやすい仕組みです。
ここでは、ゆうちょ銀行と、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の4行について、公式の料金表をもとに、ATMと窓口で硬貨を預けるときの手数料を並べます。
そのうえで、窓口の無料枠を1枚超えた101枚を例に、1円玉・5円玉・10円玉で手数料と預け入れる金額を比べ、手数料が上回る枚数と、手数料をかけずに硬貨を使い切る方法を整理します。
※料金は、2026年10月27日時点の各行の公式ページ(ゆうちょ銀行「その他の料金」「ATMご利用時間・料金」、三菱UFJ銀行「その他手数料」、三井住友銀行「現金整理手数料について」、みずほ銀行「その他手数料一覧」)をもとにしています。
1. 1円玉の手数料は金額で決まる?硬貨の手数料は枚数で決まり、ATMと窓口で区分が違う
ゆうちょ銀行「ATMご利用時間・料金」によると、ゆうちょATMで硬貨を預けると、枚数に応じて次の料金がかかります(税込み、以下同じ)。
- 【1〜25枚】110円
- 【26〜50枚】220円
- 【51〜100枚】330円(1回に預けられるのは100枚まで)
同じページには、預け入れる金額がこの料金以下になる場合は取り扱えない、とも書かれています。1円玉だけでは、25枚で25円、100枚で100円と、どの区分でも料金を下回るため、ゆうちょATMで1円玉だけを預けることはできません。
窓口は区分が別です。ゆうちょ銀行「その他の料金」によると、窓口の硬貨取扱料金は次のとおりです。
- 【1〜100枚】無料
- 【101〜500枚】550円
- 【501〜1000枚】1100円
- 【1001枚以上】500枚ごとに550円を加算
硬貨を数えたあとで手続きをやめたり、金額を変えたりしても料金がかかります。同時に複数の手続きをするときは、硬貨の枚数を合算して料金が決まります。
2. 硬貨の手数料は銀行でどれくらい違う?窓口は4行とも100枚まで無料で、501枚からはみずほ銀行が高い
2026年10月27日時点で、4行の公式の料金表を並べると次のとおりです。
- 【ゆうちょ銀行】窓口は100枚まで無料、101〜500枚は550円、501〜1000枚は1100円。ATMは1回100枚までで、枚数に応じて110〜330円
- 【三菱UFJ銀行】窓口は100枚まで無料、101〜500枚は550円、501〜1000枚は1100円、1001枚以上は1650円から。ATMでの取引は手数料の対象外で、1回に入れられる硬貨は100枚まで
- 【三井住友銀行】窓口は100枚まで無料、101〜500枚は550円、501〜1000枚は1100円、1001枚以上は1650円から。当行ATMは100枚以下なら無料
- 【みずほ銀行】窓口は100枚まで無料、101〜500枚は550円、501〜1000枚は1320円、1001枚以上は1980円から(以降500枚ごとに660円を加算)。ATMでの取引は手数料がかからない
窓口の無料枠と101〜500枚の料金は4行でそろっており、差が出るのは501枚からです。三井住友銀行は2025年10月1日から、窓口の硬貨の手数料を今の区分にしています。料金は改定されることがあるため、預ける前に各行の公式ページで確かめてください。
ATMで硬貨を扱えるのは、平日の日中に限られます(ゆうちょ銀行は7時〜18時、三菱UFJ銀行は8時45分〜18時)。店舗の外にあるATMやコンビニのATMでは、硬貨を扱えないことがあります。