相場動向まとめ

2016年4月14日のTOPIXは前日比+2.9%の上昇に。東証一部全銘柄で、値上がりは1,797社、値下がりは125社、変わらずは29社でした。前日の米国高を好感し全面高となりましたが、決算内容にも敏感な反応が見られました。

上がった株

CEホールディングス(4320)は前日比+17%上昇。電子カルテシステム開発を展開。医療ビッグデータ関連として注目を集めました。同様なテーマでメディカル・データ・ビジョン(3902)も大幅高に。

神戸製鋼所(5406)は前日比+8%上昇。鉄鋼大手。個別材料は見当たりませんが、景気敏感株として買いを集めました。

東海旅客鉄道(9022)は前日比+6%上昇。鉄道大手。日系証券会社による投資判断及び目標株価の引き上げが好感されました。

下がった株

ガリバーインターナショナル(7599)は前日比▲13%下落。中古車販売大手。2016年4月13日に2016年2月期決算を発表。これを受けて米系証券会社が投資判断を引き下げたことが嫌気されました。

小野薬品工業(4528)は前日比▲4%下落。医薬品大手。景気敏感株へ資金がシフトするなかで利食い売りが優勢になりました。また、一部メディアで、2016年4月13日に開催された中央社会保険医療協議会の総会で、同社のがん免疫薬『オプジーボ』を例に、「高額な医薬品について、効能・効果が追加され対象患者数が増加した場合には、期中でも薬価改定をすべき」と報じられたことも嫌気されました。

ローソン(2651)は前日比▲3%下落。コンビニ大手。2016年4月13日に2016年2月期決算を発表。これを受けて日系証券会社が目標株価を引き下げたことや2017年3月期会社予想が市場コンセンサスを下回ったことが嫌気されました。

【2016年4 月14日 投信1編集部】

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LIMO編集部