4. 第3子以降の月3万円なら公立小学校で98.2%。大学生年代は支給の対象外
第3子以降の場合と、児童手当の支給が終わったあとの点を確認します。
4.1 第3子以降は年36万円。公立小学校の学習費の98.2%にあたる
第3子以降の児童手当は月3万円で、1年間では36万円です。学習費と比べると、公立では幼稚園の学習費を上回り、小学校で98.2%、中学校で66.4%、高校で60.3%にあたります。私立では、幼稚園で103.6%、小学校で20.7%、中学校で23.1%、高校で30.5%です。
第3子以降かどうかは、児童とその兄姉等のうち、年齢が上の子から数えて3人目以降かで決まります。兄姉等には、18歳到達後の最初の3月31日を過ぎてから22歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にあり、親等に経済的負担がある子も含まれます。
4.2 児童手当は高校生年代まで。学習費調査も大学は対象外
児童手当の対象は、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの子どもです。大学生年代の子どもには支給されません。ただし、前述のとおり、大学生年代の兄姉等は第3子以降を数えるときの対象に含まれます。
また、子供の学習費調査の対象は幼稚園から高校までで、大学の費用は含まれていません。幼稚園3歳から高校3年生までの15年間の学習費総額は、すべて公立に通った場合で614万円、すべて私立に通った場合で1969万円です。
5. まとめにかえて
児童手当の次の支給は12月で、10月分と11月分が支払われます。3歳から高校生年代までの子どもは月1万円、1年間で12万円です。
令和5年度子供の学習費調査と比べると、年12万円は公立幼稚園の学習費の65.0%にあたりますが、公立小学校では32.7%、公立中学校では22.1%、公立高校では20.1%と、学校の段階が上がるほど割合は下がります。第3子以降の年36万円は、公立小学校の学習費の98.2%にあたります。
児童手当が振り込まれる口座の記帳をして、これまでに受け取った額を確かめてみてください。お子さんが通う学校の段階と公立・私立の別をあてはめると、学習費のうちどれだけを児童手当でまかなえているかの目安がわかります。
参考資料
- こども家庭庁「児童手当制度のご案内」
- こども家庭庁「もっと子育て応援!児童手当」
- 文部科学省「結果の概要-令和5年度子供の学習費調査」
- 文部科学省「令和5年度子供の学習費調査結果のポイント」(令和8年1月16日 訂正版)
村岸 理美