4. ほかの費用は?金額は使い方次第
ガソリン代、任意保険料、駐車場代、車検の整備費用などは、走る距離や住む地域、契約内容によって大きく変わり、公的に決まった金額はありません。
ガソリンの小売価格は、資源エネルギー庁が毎週、都道府県別の調査結果を公表しています。1年のガソリン代は「1年に走る距離÷燃費×1リットルあたりの価格」で目安を出せるので、車を選ぶときは、燃費とふだん走る距離もあわせて確かめておきたいところです。
5. 自動車税はいつ払う?毎年5月
自動車税は、4月1日時点で車検証に所有者として登録されている人にかかります。東京都の場合、5月上旬に納税通知書が届き、5月末日が納期限です(東京都主税局「自動車税」)。
税金は毎年5月、重量税と自賠責保険料は車検のある年にまとめて払います。車検の年は、まとまった出費が重なりやすい点に注意が必要です。軽自動車税の納め方は、お住まいの市区町村で確認してください。
6. FPの検証:法定費用は先に積み立て
モデルケースでは、税金と車検の法定費用だけで、軽自動車が年2万3430円、SUVが年6万1680円でした。どの車を選んでも、金額があらかじめ決まっている費用があります。
5月の税金や車検の年の出費は、時期が分かっています。毎月の家計から、車の費用として決まった額を別に取り分けておくと、まとまった支払いのときに慌てずに済みます。
車を選ぶときは、車両価格だけでなく、こうした毎年の費用も含めて比べておきたいところです。家計にとって無理のない車を選ぶことが、長く安心して乗り続けることにつながります。
7. まとめ
税金と車検ごとの法定費用を1年あたりにならすと、軽自動車は年2万3430円、コンパクトカーは年5万2080円、SUVは年6万1680円でした。自賠責保険料は2026年11月から全車種平均で6.2%引き上げられます。
実際の維持費には、ガソリン代や任意保険料なども加わります。毎年の費用と車検の年の出費を見込んで、車の費用を先に積み立てておきましょう。
※本記事は情報提供を目的としています。ケースは公的資料をもとに設定した試算例で、試算は一定の前提に基づく概算です。税額や重量税額は車の登録時期や重さ、環境性能によって異なります。正確な金額は、車検証の情報をもとに、都道府県・市区町村の税務窓口や国土交通省の照会サービスでご確認ください。
参考資料
- 総務省「2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります」
- 兵庫県「令和8(2026)年4月1日、自動車の税が大きく変わりました」
- 総務省「平成28年度から軽自動車税の税率が変わります」
- 国土交通省「自動車重量税額について」
- 金融庁「第152回・第153回自動車損害賠償責任保険審議会の開催結果について」
- 東京都主税局「自動車税」
- 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」
青木 里美