4. エンゲル係数は?4人で28.5%
消費支出のうち食費が占める割合を「エンゲル係数」といいます。2025年の二人以上の世帯のエンゲル係数は28.6%でした。世帯の人数ごとにみると、次のとおりです。
4人世帯の消費支出は月36万2923円で、そのうち食費の割合は28.5%でした。2人世帯から4人世帯まで、エンゲル係数は28%台で大きくは変わりません。家族が増えると、食費とともにほかの支出も増えていることが分かります。
5. FPの検証:まず1か月の内訳を見る
4人家族の食費が月10万円を超えるのは、家計調査の平均と比べても珍しいことではありません。食費は1年で月7000円ほど上がっていて、同じように暮らしていても負担が増えている家庭は多いといえます。
見直しを考えるときは、まず1か月分のレシートやカードの明細を、「外食」「お惣菜やお弁当」「食材」などに分けてみることから始めると、どこにお金がかかっているかが見えてきます。平均と比べて多い項目があれば、そこが見直しの候補になります。
ただし、食費は家族の健康や楽しみに直結する支出です。無理に削って体調を崩したり、家族の楽しみを減らしたりしては本末転倒です。食費だけでなく、通信費や保険料など、毎月の固定費とあわせて家計全体を見直すことも考えてみてください。
6. まとめ
2025年の家計調査によると、食料への支出は2人世帯で月7万9340円、3人世帯で月9万2240円、4人世帯で月10万3384円でした。4人世帯は1年で月7056円増えていて、食費の約3割は外食と調理食品です。
自分の家の食費が平均と比べてどうかを知ることは、見直しの出発点になります。まずは1か月の内訳を確かめ、家族にとって大切な支出と、見直せそうな支出を分けて考えてみましょう。
※本記事は情報提供を目的としています。家計調査の数値は二人以上の世帯の平均で、年齢や地域、働き方などによって実際の支出は異なります。
参考資料
- 総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2025年」
- 総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2024年」
- 総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2025年(令和7年)」
青木 里美