4. 都市別の酒類、最も多いのは青森市の年6万2594円

家計調査は、都道府県庁所在市と政令指定都市の52都市別の結果も公表しています。2025年の二人以上の世帯の酒類が多い都市と少ない都市は、次のとおりです。

【酒類が多い都市】

  • 青森市:6万2594円
  • 盛岡市:6万458円
  • 秋田市:5万7401円
  • 札幌市:5万6290円
  • 山形市:5万4749円

【酒類が少ない都市】

  • 津市:3万1362円
  • 松山市:3万2210円
  • 岐阜市:3万3374円
  • 大分市:3万3841円
  • 名古屋市:3万5247円

4.1 青森市は津市の約2.0倍、東京都区部は年5万211円

最も多い青森市は、最も少ない津市の約2.0倍でした(LIMO編集部計算)。東京都区部は年5万211円で、52都市のうち11番目に多くなっています。

4.2 ビールは青森市、ワインは東京都区部、焼酎は宮崎市が最も多い

種類別に見ると、ビールは青森市の年2万168円、清酒は秋田市の年1万73円、焼酎は宮崎市の年1万2263円が最も多い都市でした。

ワインは東京都区部が年7660円で最も多く、発泡酒は鳥取市の年1万1466円が最多です。東京都区部の発泡酒は年4904円で、52都市のうち49番目でした。

5. 世帯主の年齢で酒類は変わる、最も多いのは60歳代の年5万9679円

家計調査の世帯主の年齢階級別の結果では、2025年の二人以上の世帯の酒類は次のとおりでした。

  • 29歳以下:2万1104円
  • 30歳代:2万8769円
  • 40歳代:4万2098円
  • 50歳代:4万9806円
  • 60歳代:5万9679円
  • 70歳以上:4万1714円

60歳代は29歳以下の約2.8倍です(LIMO編集部計算)。チューハイ・カクテルは40歳代の年8337円が最も多く、焼酎は60歳代の年8364円が最も多くなっています。

6. 小売物価統計調査、東京都区部のビールは2026年9月に6缶で1176円

総務省統計局の小売物価統計調査では、2026年9月の東京都区部の酒類の価格は次のとおりでした(前年同月との差はLIMO編集部計算)。

  • ビール(350mL×6缶):1176円(22円安い)
  • 発泡酒(350mL×6缶):968円(28円安い)
  • ビール風アルコール飲料(350mL×6缶):892円(47円安い)
  • チューハイ(350mL・1缶):134円(2円安い)
  • 清酒(2000mL):1179円(131円高い)
  • 焼酎(1800mL):1790円(34円高い)
  • ウイスキー(700mL):1741円(4円高い)

6缶で1176円のビールは、1缶あたり196円です(LIMO編集部計算)。

6.1 2026年10月からビールと発泡酒の酒税の税率がそろった

国税庁の「酒税率一覧表」によると、2026年10月1日からの酒税の税率は、ビールと発泡酒がどちらも1キロリットルあたり15万5000円です。上の価格は、いずれもこの変更より前の2026年9月のものです。

7. 家で飲むお酒の金額は、1缶あたり・1本あたりで比べる

酒類は、同じ種類でも容量やまとめ買いの単位によって価格が変わります。買う前に、1缶あたり・100mLあたりの価格をそろえると比べやすくなります。

7.1 レシートから1か月分の酒類を書き出す

まず1か月分のレシートから、ビールや発泡酒、チューハイなどの金額と本数を書き出します。種類ごとの合計が分かると、家計調査の年4万5406円や月4026円と比べられます。

7.2 買う回数を決めてまとめて買う

家計調査では、二人以上の世帯は年およそ51回、1回あたり約885円をお酒に使っていました。買う日をあらかじめ決めておくと、ついで買いを減らしやすくなります。

8. まとめ

家計調査2025年によると、二人以上の世帯の酒類は年4万5406円で、都市別では青森市の年6万2594円が最も多くなりました。2026年8月の消費者物価指数では、清酒が前年同月比9.5%上がった一方、ビールや発泡酒は下がっています。

まずは1か月分のレシートから酒類を拾い出し、1缶あたり・1本あたりの価格で比べるところから始めましょう。

参考資料

鶴田 綾